2021年5月25日、田園都市線向け8500系電車東武線乗入対応車の長津田8617Fが、廃車・解体のため、所属している長津田検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | デハ8617 | 1976年3月13日新製(東急) |
2号車 | デハ0704 | 1987年1月13日新製(東急) |
3号車 | サハ8934 | 1980年2月21日新製(東急) |
4号車 | デハ8854 | 1983年1月22日新製(東急) |
5号車 | デハ8752 | 1983年1月22日新製(東急) |
6号車 | デハ8845 | 1982年10月14日新製(東急) |
7号車 | デハ8779 | 1985年12月21日新製(東急) |
8号車 | サハ8953 | 1982年10月14日新製(東急) |
9号車 | デハ8817 | 1976年7月14日新製(東急) |
10号車 | デハ8517 | 1976年3月13日新製(東急) |
補足情報
2020系電車導入に伴う田園都市線向け8500系電車の撤退は、予定全24編成中16編成目。
8617Fは、8500系としては史上最短である3両編成として登場し、営業運転投入前の編成組み換えで中間に8000系4両を組み込んだ6両編成を組成して東横線でデビューした、7-2次車の編成である。1977年4月7日の新玉川線開業に際しては6両編成として転属したが、この時に中間車両に全て入れ替えている(ただし新造車は無く、2両は8000系だった)。1979年8月12日ダイヤ改正で田園都市線と新玉川線が一体化した運行形態になった後も6両編成のまま運行された。1980年にクハ8033号を東横線へ転出させるため、3号車が11-1次車で新造されたサハ8934号と差し替えられた。1982年に田園都市・新玉川線が8両編成で統一される際に、14-1次車で新造されたデハ8845号とサハ8953号を組み込んだが、1983年1月22日ダイヤ改正で10両編成の運行が開始されることになったため14-2次車で新造されたデハ8854号・デハ8752号を組み込んで、僅か3ヶ月のうちに6両編成から10両編成に変更されることになった。その後、1985年に8000系のデハ8133号と差し替えるため17-2次車で新造されたデハ8779号を組み込み、ようやく8500系で統一された編成が組成された。2002年度に5000系の導入に伴って8601Fが撤退するに当たって、同編成には車齢の若いデハ0704号が組み込まれていたことから、この編成のデハ8723号と組み換えが実施され、この編成で19年間運用されることになった。なお、デハ8723号は伊豆急行に譲渡されている。
※本日(2021年5月28日)は、2回投稿します。
今後の掲載予定
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