2022年1月20日、田園都市線向け8500系電車東武線乗入対応車の長津田8630Fが、廃車のため、所属している長津田検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | デハ8630 | 1979年8月6日新製(東急) |
2号車 | デハ8748 | 1979年8月6日新製(東急) |
3号車 | サハ8933 | 1979年8月6日新製(東急) |
4号車 | デハ8872 | 1983年12月1日新製(東急) |
5号車 | デハ8765 | 1983年12月1日新製(東急) |
6号車 | デハ8852 | 1982年11月10日新製(東急) |
7号車 | デハ8749 | 1979年8月6日新製(東急) |
8号車 | サハ8959 | 1982年11月10日新製(東急) |
9号車 | デハ8873 | 1983年9月13日新製(東急) |
10号車 | デハ8530 | 1979年8月6日新製(東急) |
補足情報
2020系電車導入に伴う田園都市線向け8500系電車の撤退は、予定全24編成中22編成目。
8630Fは、1979年8月12日ダイヤ改正で田園都市線から大井町線が分離され、田園都市線と新玉川線が一体化した運行形態になるのに合わせて6両編成で導入された10-2次車編成である。非軽量車として編成単位で製造された最後の編成である。1982年に輸送力増強のため14-1次車として新造された2両を組み込んで8両編成化された。1983年には東横線の輸送力増強に伴う組み換えに関連してデハ8837号を15次車として新造されたデハ8873号に差し替え、その3ヶ月後に田園都市・新玉川線の輸送力増強のため15次車として新造されたデハ8872号・デハ8765号を組み込んで10両編成化された。10両編成を組成して以降は約38年間に亘って編成組換はせずに運用されていた。
今回2020系の導入により置き換えられる形で運用から撤退した。両先頭車のデハ8630号・デハ8530号は東急電鉄が一般向けに売り出しており、車体全体もしくは一部が個人もしくは東急電鉄と無関係の団体によって保存される可能性がある。中間車8両は解体されることが予想される。
※本日(2022年1月24日)は、2回投稿しました。
今後の掲載予定
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