新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H1204【東急目黒線】元住吉3101Fが8両編成化工事出場

2022年8月13日、目黒線向け3000系電車の元住吉3101Fが、8両編成化工事を終えて長津田検車区を出場した。

今回出場したのは以下の8両

1号車 クハ3101←クハ3001 1999年4月16日新製(東急)
2号車 デハ3201←デハ3251 1999年4月16日新製(東急)
3号車 デハ3301←デハ3201 1999年4月16日新製(東急)
4号車 サハ3401 2021年9月24日新製(J-TREC横浜)
5号車 デハ3501 2021年9月24日新製(J-TREC横浜)
6号車 サハ3601←サハ3501 1999年4月16日新製(東急)
7号車 デハ3701←デハ3401 2000年8月6日新製(東急)
8号車 クハ3801←クハ3101 1999年4月16日新製(東急)

補足情報

目黒線所属車(3000系・5080系・3020系)の8両編成組成は、予定全26編成中7編成目。うち3000系は予定全13編成中1編成目。

3000系電車は1999年4月16日に東横線で暫定的に運用入りした当初は8両編成だったが、2000年8月6日から目黒線で運用が開始されて以降は6両編成で運用されており、8両編成の3000系電車は約22年ぶりの登場となった。東横線で暫定的に運用されていた当時の車両は、先頭車両を含む5両が3001F、3両が3002Fに分けられ、両編成とも新造された車両と連結して6両編成を組成していた。8両編成化に際しては、全編成が新造された中間車2両を組み込むことになり、2021年9月から2022年4月にかけて全編成分の新造中間車がJ-TREC横浜事業所を出場し長津田検車区に搬入されていた。車体構造や内装は5080系の増結用中間車と同一になっており、制御装置については3000系の既存車両は奇数番号車で日立製、偶数番号車で東芝製とメーカーが分けられていることから、新造車についても制御装置の製造メーカーは揃えられることになり、奇数番号車は日立製(5050系後期車と同じ機器)、偶数番号車は東芝製(5080系6000系と同じ機器)となっている。

長津田検車区での編成組み換え作業は2022年6月25日に実施されたが、8両編成化後の調整や改修等に時間を要したため、後から組み換えが実施された3020系電車の3121Fに出場順で先を越され、長津田検車区出場順では8編成目になった。

今回の8両編成化に合わせて、既存車両は6両全て改番が実施された。東急車の車番は9000系から3000系までの世代と5000系以降の世代で付番法則が異なっているが、今回の改番で5000系以降と同一の付番法則に変更されることになった。これに伴い目黒方先頭車両の車番がクハ3001号からクハ3101号に変わったため、編成名の呼称も3001Fから3101Fへ変更されることになった。新造車についても、今回の編成組換実施までは既存車と車番の重複が発生していたため書類上は「仮3401」「仮3501」と称することで区別されており、既存車両の改番に合わせて新造車2両も書類上のみ「仮」を外す改番が実施されたとみられる。

今後の掲載予定

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