新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

Y3404【JR武蔵野線】千ケヨM12編成が廃車

2018年11月30日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM12編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF64-1031。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-43 1988年1月6日新製(日立)
2号車 モハ205-5023 1988年1月6日新製(日立)
3号車 モハ204-5023 1988年1月6日新製(日立)
4号車 サハ205-85 1988年1月6日新製(日立)
5号車 サハ205-86 1988年1月6日新製(日立)
6号車 モハ205-5024 1988年1月6日新製(日立)
7号車 モハ204-5024 1988年1月6日新製(日立)
8号車 クハ204-43 1988年1月6日新製(日立)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中10編成目。

今回廃車となった千ケヨM12編成は、元山手線の東トウ43編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2004年7月23日に改造されてから、武蔵野線では約14年4ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5023号はモハ205/204-127号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5024号はモハ205/204-128号から改造された。モハ204-5023号はMG(電動発電機)搭載車である。モハ204-5024号は山手線時代にMGが撤去されていたため、武蔵野線転用時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。

この編成は2018年11月26日の2385E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の2185E(府中本町発 各駅停車 南船橋行)が最後だった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは73~80両目となり、JR東日本205系電車としては通算549~556両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線80両)となる。1号車車両のクハ205-43号については、元横クラH28編成の7号車だったモハ205-43号(横浜線)と番号重複が発生する。4号車車両のサハ205-85号については、元横クラH25編成の8号車だったクハ205-85号(横浜線)と番号重複が発生する。5号車車両だったサハ205-86号については、元横ナハ2編成の1号車だったクハ205-86号(南武線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-43号については、元横クラH28編成の6号車だったモハ204-43号(横浜線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で柿の木をイメージした背景イラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2004-07-23)

追記

この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/09/04、作業コード:5-2025-9050-7151-1)

今後の掲載予定

今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。