新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0452【JR武蔵野線】千ケヨM4編成が廃車

2020年9月9日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM4編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-134。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-46 1988年2月6日新製(日立)
2号車 モハ205-5007 1988年2月6日新製(日立)
3号車 モハ204-5007 1988年2月6日新製(日立)
4号車 サハ205-91 1988年2月6日新製(日立)
5号車 サハ205-92 1988年2月6日新製(日立)
6号車 モハ205-5008 1988年2月6日新製(日立)
7号車 モハ204-5008 1988年2月6日新製(日立)
8号車 クハ204-46 1988年2月6日新製(日立)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中40編成目。

今回廃車となった千ケヨM4編成は、元山手線の東ヤテ46編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2003年10月18日に改造されてから、武蔵野線では約16年11ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5007号はモハ205/204-136号から改造されたMG(電動発電機)搭載車だった。6・7号車のモハ205/204-5008号はモハ205/204-137号から改造された車両であり、山手線時代にMGを撤去していたため改造時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。この編成の撤退により、武蔵野線からSIVを搭載した205系電車が消滅した。

この編成は2020年9月7日の701E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは313~320両目となり、JR東日本205系電車としては通算789~796両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線320両)となる。5号車車両のサハ205-92号については、元宮ハエ4編成の10号車だったクハ205-92号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-46号については、元宮ハエ15編成の2号車だったサハ204-46号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景にはコスモスのイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:山手→豊田(2003-10-18)→京葉(2004-03-13)

今後の掲載予定

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