新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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Y3616【JR武蔵野線】千ケヨM27編成が廃車

2019年6月7日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM27編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF64-1032。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-51 1988年3月11日新製(川重)
2号車 モハ205-5053 1988年3月11日新製(川重)
3号車 モハ204-5053 1988年3月11日新製(川重)
4号車 サハ205-101 1988年3月11日新製(川重)
5号車 サハ205-102 1988年3月11日新製(川重)
6号車 モハ205-5054 1988年3月11日新製(川重)
7号車 モハ204-5054 1988年3月11日新製(川重)
8号車 クハ204-51 1988年3月11日新製(川重)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中17編成目。

今回廃車となった千ケヨM27編成は、元山手線の東トウ51編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2005年3月19日に改造されてから、武蔵野線では約14年3ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5053号はモハ205/204-151号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5054号はモハ205/204-153号から改造された。モハ204-5051号・5052号ともMG(電動発電機)搭載車である。

この編成は2019年6月4日の2169E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の1869E(府中本町発 各駅停車 海浜幕張行)が最後だった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは129~136両目となり、JR東日本205系電車としては通算605~612両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線136両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの81~88両目(11編成目)である。1号車車両のクハ205-51号については、元宮ハエ31編成の5号車だったモハ205-51号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。5号車車両のサハ205-102号については、元横ナハ7編成の1号車だったクハ205-102号(南武線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-51号については、元宮ハエ31編成の4号車だったモハ204-51号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景にアジサイとカタツムリのイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2005-03-19)

追記

この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/09/04、作業コード:5-3565-1000-7090-5)

今後の掲載予定

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