2021年9月13日、副都心線向け7000系電車8両編成の和光第28編成(7128F)が、廃車・解体のため、所属している和光検車区から和光検車区新木場分室(新木場CR/メトロ車両工事事務所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の8両
8号車 | CT1 | 7128 | 1988年4月8日新製(日車) |
7号車 | M1 | 7328 | 1988年4月8日新製(日車) |
6号車 | M2 | 7428 | 1988年4月8日新製(日車) |
5号車 | Tc1 | 7528 | 1988年4月8日新製(日車) |
4号車 | Tc2 | 7228 | 1988年4月8日新製(日車) |
3号車 | M1 | 7928 | 1988年4月8日新製(日車) |
2号車 | M2 | 7828 | 1988年4月8日新製(日車) |
1号車 | CT2 | 7028 | 1988年4月8日新製(日車) |
補足情報
副都心線向け7000系電車8両編成の廃車は、予定全15編成中4編成目。
今回廃車になった7128Fは1988年6月8日の有楽町線新富町駅-新木場駅間開業に伴って1988年度に導入された5次車編成である。新造当初から冷房装置を搭載していたが、7128Fは5次車の中で最も早く落成したため、営団初の新製冷房車でもある。先頭部の車番記載位置が本来の位置より低い位置にあることも、この編成の特徴のひとつであった。副都心線開業に当たっては、当時B修未施工であったため副都心線対応改造工事に合わせて8両編成に短縮されることになり、2007年9月24日付で副都心線対応工事・B修工事・VVVFインバータ化改造工事が実施された。なお、制御装置については、既にVVVF化されていた初期編成を6M4Tの10両編成から4M4Tの8両編成に改造した際に余剰となったものを流用している(流用元は7103F・7109Fと推定される)。機器流用車であることが影響したかは不明だが、直近の検査出場から半年も経過しないタイミングでの廃車となり、副都心線開業に合わせて2006年度から2008年度にかけてB修工事を施工された編成からは初めての廃車発生になった。
※本日(2021年9月16日)は、2回投稿しました。
今後の掲載予定
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