2021年9月13日~17日、新宿線向け10-300形電車10両編成の大島10-650編成が、製造元の総合車両製作所横浜事業所を出場し、所属している大島車両検修場まで陸送された。
今回落成したのは以下の10両
10号車 | Tc0 | 10-650 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
9号車 | M1 | 10-651 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
8号車 | M2 | 10-652 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
7号車 | M3 | 10-653 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
6号車 | M4 | 10-654 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
5号車 | T5 | 10-655 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
4号車 | T6 | 10-656 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
3号車 | M7 | 10-657 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
2号車 | M8 | 10-658 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
1号車 | Tc9 | 10-659 | 2021年10月22日新製(J-TREC横浜) |
補足情報
新宿線向け10-300形電車6次車の落成は、予定全8編成中1編成目。
10-300形の4年ぶりの増備車となる6次車が登場した。10-300形は2004年度から製造が開始された形式で、2004年度から2006年度にかけて10-000形初期編成の置き換え用として8両編成で導入された1次車、1次車の一部編成の10両編成化用として2010年度に中間車両のみが導入された2次車、10-000形後期編成と10-300R形(先頭車両のみ10-300形1次車、中間車が10-000形の編成)置き換え用として2013年度から2017年度にかけて10両編成で導入された3~5次車が存在しており、2017年度の4・5次車導入完了を以って新宿線所属車両は全て10-300形に統一されたため増備が終了していたが、今回10両編成8本が6次車として増備されることになった。
6次車は新宿線の完全10両編成化を目的に導入される車両であり、8両編成の10-300形を置き換えることになる。1・2次車と3次車以降では大幅な仕様変更が行われているとはいえ、10-300形を10-300形で置き換える珍事が発生することになった。現在8両編成で運用されているのは2005年度に導入された1次車の8編成であり、製造される予定の6次車は80両(10両編成8本分)とされていることから、8両編成の1次車編成については編成組換や中間車の増備による10両編成化が行われることはなく、廃車されるものと推測されている。増備される車両数より、2010年度に2次車の中間車を組み込んで10両編成化された1次車編成は置き換えの対象になっていないと思われることから、今回の置き換えは老朽化等が理由ではなく、現在8両編成で運用されている編成を路線事情の変化に適応させることが困難と判断したことが理由になったとみられる。
※本日(2021年9月17日)は、2回投稿します。
追記
新製日を記載しました。(2022-12-21)
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。