2020年3月11日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM25編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-140。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-34 | 1986年6月10日新製(川重) |
2号車 | モハ205-5049 | 1986年6月10日新製(川重) |
3号車 | モハ204-5049 | 1986年6月10日新製(川重) |
4号車 | サハ205-67 | 1986年6月10日新製(川重) |
5号車 | サハ205-68 | 1986年6月10日新製(川重) |
6号車 | モハ205-5050 | 1986年6月10日新製(川重) |
7号車 | モハ204-5050 | 1986年6月10日新製(川重) |
8号車 | クハ204-34 | 1986年6月10日新製(川重) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中33編成目。
今回廃車となった千ケヨM25編成は、元山手線の東トウ34編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2005年2月16日に改造されてから、武蔵野線では約15年1ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5049号はモハ205/204-100号から改造されたMG(電動発電機)搭載車だった。6・7号車のモハ205/204-5050号はモハ205/204-101号から改造された車両であり、山手線時代にMGを撤去していたため改造時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。
この編成は2020年3月8日の2769M→2003E(大宮発 しもうさ号 新習志野行)が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは257~264両目となり、JR東日本205系電車としては通算733~740両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線264両)となる。4号車車両のサハ205-67号については、元横クラH7編成の8号車だったクハ205-67号(横浜線)、元横ナハ39編成の2号車だったモハ205-67号(南武線)と番号重複が発生する。5号車車両のサハ205-68号については、元横クラH8編成の8号車だったクハ205-68号(横浜線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-34号については、元宮ハエ4編成の2号車だったサハ204-34号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景にはスイーツのイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2005-02-16)
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。