新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0401【JR武蔵野線】千ケヨM22編成が廃車

2020年7月8日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM22編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-140。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-32 1986年4月15日新製(東急)
2号車 モハ205-5043 1986年4月15日新製(東急)
3号車 モハ204-5043 1986年4月15日新製(東急)
4号車 サハ205-63 1986年4月15日新製(東急)
5号車 サハ205-64 1986年4月15日新製(東急)
6号車 モハ205-5044 1986年4月15日新製(東急)
7号車 モハ204-5044 1986年4月15日新製(東急)
8号車 クハ204-32 1986年4月15日新製(東急)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中37編成目。

今回廃車となった千ケヨM22編成は、元山手線の東トウ32編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2005年1月7日に改造されてから、武蔵野線では約15年6ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5043号はモハ205/204-94号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5044号はモハ205/204-96号から改造された。モハ204-5043号・5044号ともMG(電動発電機)搭載車である。

この編成は2020年7月5日の2383E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の2183E(府中本町発 各駅停車 南船橋行)が最後だった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは289~296両目となり、JR東日本205系電車としては通算765~772両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線296両)となる。1号車車両のクハ205-32号については、元千ケヨM35編成の5号車だったサハ205-32号(武蔵野線)と番号重複が発生する。4号車車両のサハ205-63号については、元横ナハ37編成の4号車だったモハ205-63号(南武線)と番号重複が発生する。5号車車両のサハ205-64号については、元横クラH4編成の8号車だったクハ205-64号(横浜線)、元横ナハ38編成の2号車だったモハ205-64号(南武線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景には七夕をイメージしたイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2005-01-07)

今後の掲載予定

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