新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0181【JR武蔵野線】千ケヨM1編成が廃車

2019年12月11日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM1編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-141。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-104 1989年10月18日新製(川重)
2号車 モハ205-5001 1989年10月18日新製(川重)
3号車 モハ204-5001 1989年10月18日新製(川重)
4号車 サハ205-168 1989年10月18日新製(川重)
5号車 サハ205-169 1989年10月18日新製(川重)
6号車 モハ205-5002 1989年10月18日新製(川重)
7号車 モハ204-5002 1989年10月18日新製(川重)
8号車 クハ204-104 1989年10月18日新製(川重)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中28編成目。

今回廃車となった千ケヨM1編成は、205系5000番台では数少ない中央・総武線から転属した車両だった。新製配置は京浜東北根岸線(旧・浦和電車区)であり、中央・総武線(旧・三鷹電車区)を経て205系5000番台に改造された。武蔵野線では、2002年3月29日の転入から約17年9ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5001号はモハ205/204-278号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5002号はモハ205/204-280号から改造された。モハ204-5001号・5002号ともMG(電動発電機)搭載車である。

この編成は2019年12月8日の2315E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは217~224両目となり、JR東日本205系電車としては通算693~700両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線224両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの169~176両目(22編成目)である。1号車車両のクハ205-104号については、元千ケヨM28編成の5号車だったサハ205-104号(武蔵野線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-104号については、元横クラH4編成の2号車だったサハ204-104号(横浜線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

これまでに譲渡された205系電車は、全てJ-TREC新津事業所(旧・新津車両製作所)まで配給した後に新潟港まで陸送し、同港から船積みしていたが、今回は蘇我駅まで配給した後に京葉臨海鉄道千葉貨物駅経由で千葉港から船積みされることになった。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示は蘇我回り・Jakarta(ジャカルタ)で背景には漁村をイメージしたイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:浦和→三鷹(1993-03-11)→豊田(2002-03-29)→京葉(2004-03-13)

※本日(2019年12月15日)は、2回投稿しました。

今後の掲載予定

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