2019年12月10日、田園都市線向け8500系電車東武線乗入対応車の長津田8633Fが、廃車・解体のため、所属している長津田検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | デハ8633 | 1983年11月10日新製(東急) |
2号車 | デハ8772 | 1983年11月10日新製(東急) |
3号車 | サハ8965 | 1983年11月10日新製(東急) |
4号車 | デハ8880 | 1983年11月10日新製(東急) |
5号車 | デハ8773 | 1983年11月10日新製(東急) |
6号車 | デハ8881 | 1983年11月10日新製(東急) |
7号車 | デハ8774 | 1983年11月10日新製(東急) |
8号車 | サハ8966 | 1983年11月10日新製(東急) |
9号車 | デハ8882 | 1983年11月10日新製(東急) |
10号車 | デハ8533 | 1983年11月10日新製(東急) |
補足情報
2020系電車導入に伴う田園都市線向け8500系電車の撤退は、予定全24編成中4編成目。
8633Fは田園都市・新玉川線の輸送力増強を目的として、1983年度に導入された15次車の3編成のうち1本だった。当時の田園都市・新玉川線は8両編成と10両編成が混在している状態であったが、10両編成の比率を高めるために、東急史上初めて10両一括で新造されたものである。この時に導入された10両編成3本(8631F~8633F)は、田園都市・新玉川線で運用されていた8両編成3本(8602F~8604F)を東横線に転属させているため、編成数は増加していない(のち8602F~8604Fは復帰)。8633Fは竣工から一度も編成組換が実施されなかったが、8500系電車で登場から一度も編成組換をせずに10両編成を維持したのは、15次車の3編成(8631F~8633F)と、17-2次車の2編成(8635F・8636F)の5編成のみだった。
この編成は2019年12月10日の044-082(長津田発 準急 清澄白河行)が最後の営業運転となった。
※本日(2019年12月15日)は、2回投稿いたします。
今後の掲載予定
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