2023年1月25日、田園都市線向け8500系電車東武線乗入対応車の長津田8637Fが、廃車のため、所属している長津田検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | デハ8637 | 1986年9月4日新製(東急) |
2号車 | デハ8797 | 1986年9月4日新製(東急) |
3号車 | サハ8973 | 1986年9月4日新製(東急) |
4号車 | デハ0801 | 1986年9月4日新製(東急) |
5号車 | デハ8798 | 1986年9月4日新製(東急) |
6号車 | デハ0808 | 1987年8月19日新製(東急) |
7号車 | デハ0711 | 1987年8月19日新製(東急) |
8号車 | サハ8980 | 1987年8月19日新製(東急) |
9号車 | デハ0803 | 1986年9月4日新製(東急) |
10号車 | デハ8537 | 1986年9月4日新製(東急) |
補足情報
2020系電車導入に伴う田園都市線向け8500系電車の撤退は、予定全24編成中24編成目。
8637Fは、田園都市線の輸送力増強用として1986年度に導入された18-1次車の8500系電車である。10両編成として新製されたが、デハ0802号とデハ8799号がVVVFインバータ試験車となっていたため、1990年度にこの2両とサハ8974号を、8642Fのデハ0808号・デハ0711号・サハ8980号と交換していた。サハ8980号はサハ8900形のラストナンバー車である。落成翌年の1987年に広告統一車両化されたことに伴って青帯化され、長らく特徴的な装飾が施された状態で運用されており、最後はBunkamuraのラッピング車両として廃車されることになった。
この編成が撤退したことに伴い、東急電鉄から全ての8500系電車が引退し、田園都市線は全営業列車がVVVFインバータ制御車によって運行されることになった。また、田園都市線以外も含め、東急電鉄所属の全ての営業用車両がVVVFインバータ制御車で統一された。
※本日(2023年1月28日)は、2回投稿します。
今後の掲載予定
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