2021年2月22日、有楽町線・副都心線向け7000系電車10両編成の和光第10編成(7110F)が、廃車・解体のため、所属している和光検車区から和光検車区新木場分室(新木場CR/メトロ車両工事事務所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
10号車 | CT1 | 7110 | 1974年8月1日新製(近車) |
9号車 | T2 | 7210 | 1983年3月31日新製(近車) |
8号車 | M1 | 7310 | 1983年3月31日新製(近車) |
7号車 | M2' | 7410 | 1983年3月31日新製(近車) |
6号車 | Tc1 | 7510 | 1983年3月31日新製(近車) |
5号車 | Tc2 | 7610 | 1983年3月31日新製(近車) |
4号車 | M1 | 7710 | 1974年8月1日新製(近車) |
3号車 | M2 | 7810 | 1974年8月1日新製(近車) |
2号車 | M1 | 7910 | 1974年8月1日新製(近車) |
1号車 | CT2 | 7010 | 1974年8月1日新製(近車) |
補足情報
有楽町線・副都心線向け7000系電車10両編成の廃車は、予定全6編成中1編成目。
2021年2月21日から17000系電車が運用入りしたことに伴い、置き換えられる形で廃車になった。2020年11月に8両編成の7115F(第15編成)も和光検車区新木場分室に疎開しているが、7115Fは今までに解体または譲渡に向けた動きの目撃情報が無く、副都心線対応の7000系で廃車作業が開始されたのはこの編成が初めてとなった。
今回廃車になった7110Fは、有楽町線池袋駅-銀座一丁目駅間開業に伴って1974年度に導入された1次車編成であり、当初は5両編成だったが、1983年度の営団成増駅(現・地下鉄成増駅)-池袋駅間開業に伴って3次車の中間車を増結し10両編成になった。1995年度にB修工事が施工されたが機器更新工事は実施されなかった。2005年8月16日に走行中にドアが開閉する事故が発生し、事故調査が終わる2007年5月まで長期間運用離脱していた。事故当該車となったことに伴う運用離脱中の2006年3月16日付でVVVFインバータ制御に改造されており、後期施工車のため7010号を電装解除して5M5T化されている。後期VVVF化グループであったため副都心線開業に際しては10両編成のまま対応工事が実施されることになり、2008年度(副都心線開業前)に施工された。この編成は近畿車輌製の7000系電車で唯一の10両編成だった。
今後の掲載予定
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