2021年10月下旬、7000系電車10両編成の和光第01編成(7101F)が、和光検車区新木場分室(新木場CR/メトロ車両工事事務所)に入場した。
今回入場したのは以下の10両
10号車 | CT1 | 7101 | 1974年3月14日新製(川重) |
9号車 | T2 | 7201 | 1983年6月25日新製(川重) |
8号車 | M1 | 7301 | 1983年6月25日新製(川重) |
7号車 | M2' | 7401 | 1983年6月25日新製(川重) |
6号車 | Tc1 | 7501 | 1983年6月25日新製(川重) |
5号車 | Tc2 | 7601 | 1983年6月25日新製(川重) |
4号車 | M1 | 7701 | 1974年3月14日新製(川重) |
3号車 | M2 | 7801 | 1974年3月14日新製(川重) |
2号車 | M1 | 7901 | 1974年3月14日新製(川重) |
1号車 | CT2 | 7001 | 1974年3月14日新製(川重) |
補足情報
2021年10月30日に、有楽町線・副都心線向け10000系電車8両化非対応編成の和光第76編成(10136F)が和光検車区から同新木場分室まで回送されている。7101Fが定期運用で新木場分室に到着し、そのまま運用を離脱したことに伴い、廃車回送を10136Fが代走したものと思われる。
今回撤退した7101Fは、有楽町線池袋駅-銀座一丁目駅間開業に伴って1974年度に導入された1次車編成であり、当初は5両編成だったが、1983年度の営団成増駅(現・地下鉄成増駅)-池袋駅間開業に伴って3次車の中間車を増結し10両編成になった。1995年12月20日にB修工事が施工されたが機器更新工事は実施されなかった。その後、2005年9月30日にVVVFインバータ化工事が施工されており、後期施工車のため7001号を電装解除して5M5T化されている。後期VVVF化グループであったため副都心線開業に際しては10両編成のまま対応工事が実施されることになり、2008年度に施工された。
和光検車区新木場分室には、千代田線の6000系のうち、1次試作車の綾瀬第60編成(ハイフン車)と量産トップナンバーの綾瀬第02編成(6102F)が車籍を有したまま保存され、本線上を走行することは無いものの訓練車として活用されている。綾瀬検車区には日本に残る最後の5000系である綾瀬第61編成(5951F)も車籍を有したまま留置されている。今回撤退した7101Fは7000系電車のトップナンバー編成であり、10両編成の中で検査期限が一番早かったにもかかわらず置き換え順が一番最後になったことから、今後の動向が注目される。
今後の掲載予定
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