新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0327【JR武蔵野線】千ケヨM11編成が廃車

2020年4月8日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM11編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-141。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-7 1985年7月16日新製(日立)
2号車 モハ205-5021 1988年3月5日新製(川重)
3号車 モハ204-5021 1988年3月5日新製(川重)
4号車 サハ205-212 1990年7月12日新製(川重)
5号車 サハ205-213 1990年7月12日新製(川重)
6号車 モハ205-5022 1988年2月25日新製(川重)
7号車 モハ204-5022 1988年2月25日新製(川重)
8号車 クハ204-7 1985年7月16日新製(日立)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中35編成目。

今回廃車となった千ケヨM11編成は、山手線からの転出時の短編成化で余剰となった車両と、埼京・川越線で6扉車と入れ替えられた4扉車を寄せ集めて組成された編成だった。この編成は2004年4月29日に改造されてから、武蔵野線では約16年0ヶ月間使用された。

1号車のクハ205-7号と、8号車のクハ204-7号は、山手線の東ヤテ7編成から転用された。2・3号車のモハ205/204-5021号は、千ケヨM10編成(当時:千ケヨE31編成)組成に当たって編成から外された、山手線の東ヤテ50編成だったモハ205/204-150号から改造された。この車両はMG(電動発電機)搭載車である。4・5号車のサハ205-212号・213号は、埼京・川越線の宮ハエ18編成から転用された。6・7号車のモハ205/204-5022号は、千ケヨM9編成(当時:千ケヨE12編成)組成に当たって編成から外された、山手線の東ヤテ49編成だったモハ205/204-146号から改造された。この車両は新製当初からMGを搭載していなかったため、改造時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。

この編成は2020年4月6日の873E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の773E(東所沢発 各駅停車 海浜幕張行)が最後だった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは273~280両目となり、JR東日本205系電車としては通算749~756両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線280両)となる。5号車車両のサハ205-213号については、元横クラH17編成の7号車だったモハ205-213号(横浜線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景には桜のイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
1・8号車:品川→山手(1985-11-01)→京葉(2004-04-29)
2・3・6・7号車:山手→京葉(2004-04-29)
4・5号車:川越→京葉(2004-04-29)

今後の掲載予定

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