2020年2月26日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM2編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-134。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-105 | 1989年10月27日新製(川重) |
2号車 | モハ205-5003 | 1989年10月27日新製(川重) |
3号車 | モハ204-5003 | 1989年10月27日新製(川重) |
4号車 | サハ205-170 | 1989年10月27日新製(川重) |
5号車 | サハ205-171 | 1989年10月27日新製(川重) |
6号車 | モハ205-5004 | 1989年10月27日新製(川重) |
7号車 | モハ204-5004 | 1989年10月27日新製(川重) |
8号車 | クハ204-105 | 1989年10月27日新製(川重) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中32編成目。
今回廃車となった千ケヨM2編成は、205系5000番台では数少ない中央・総武線から転属した車両だった。新製配置は京浜東北・根岸線(旧・浦和電車区)であり、中央・総武線(旧・三鷹電車区)を経て205系5000番台に改造された。武蔵野線では、2002年3月26日の転入から約17年11ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5003号はモハ205/204-281号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5004号はモハ205/204-283号から改造された。モハ204-5003号・5004号ともMG(電動発電機)搭載車である。
この編成は2020年2月20日の2367E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは249~256両目となり、JR東日本205系電車としては通算725~732両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線256両)となる。1号車車両のクハ205-105号については、元千ケヨM30編成の4号車だったサハ205-105号(武蔵野線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景には梅とウグイスのイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:浦和→三鷹(1993-03-31)→豊田(2002-03-26)→京葉(2004-03-13)
※本日(2020年3月3日)は、2回投稿いたします。
今後の掲載予定
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