新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H2263【JR横須賀・総武線】都クラY-101編成・Y-102編成が廃車

2025年6月25日、横須賀線総武線快速電車向けE217系0番台付属編成の都クラY-101編成と、同都クラY-102編成が、廃車・解体のため、所属している鎌倉車両センター(大船駅)から長野総合車両センター(長野駅)まで配給された。牽引はEF64-1031。

今回廃車されたのは以下の8両

都クラY-101編成
増4号車 クハE217-2001 1994年8月11日新製(東急)
増3号車 モハE217-2002 1994年8月11日新製(東急)
増2号車 モハE216-2002 1994年8月11日新製(東急)
増1号車 クハE216-1001 1994年8月11日新製(東急)
都クラY-102編成
増4号車 クハE217-2002 1994年8月30日新製(川重)
増3号車 モハE217-2004 1994年8月30日新製(川重)
増2号車 モハE216-2004 1994年8月30日新製(川重)
増1号車 クハE216-1002 1994年8月30日新製(川重)

補足情報

横須賀線総武線快速電車向けE217系0番台付属編成の撤退は、予定全46編成中45・46編成目。

都クラY-101編成、Y-102編成ともに旧大船電車区が新製配置の1次車(量産先行車)だった。都クラY-102編成の制御車は量産化改造に際して車体を載せ替えている。2006年3月18日ダイヤ改正では、両編成とも基本編成から付随車1両を組み込んで5両編成化したうえで東海道線(国府津車両センター)に転属したが、コツF-52編成→クラY-102編成はE217系の機器更新工事期間中の予備確保のため2008年に、コツF-51編成→クラY-101編成は横須賀線武蔵小杉駅開業に伴う所要増対応のため2010年に、再度の編成組み換えと機器更新工事を実施して横須賀・総武線(鎌倉車両センター)に復帰していた。2012年にE217系の機器更新工事が終了したためクラY-102編成→コツF-52編成は再び東海道線に転属したが、E217系は暖地仕様であるため2015年開業の上野東京ラインで運用することができず、同年に横須賀・総武線に復帰していた。東海道線時代は基本編成と付属編成の連結位置が横須賀・総武線と逆転していたためクハE216形にも1000番台ながら電連を追設しており、横須賀・総武線への復帰後も残置したまま運用されていた。

2020年からE235系1000番台が導入されたことでE217系は置き換えが進められた。都クラY-101編成は2024年に登場時の帯色と装飾に復刻されていたが、復刻は主にイベントでの使用となり定期運用への充当は1日のみであった。都クラY-102編成はE217系で最後まで定期運用に充当された編成だった。

両編成の廃車により、E217系は形式消滅となる。

【廃車車両の車歴】
都クラY-101編成:大船→鎌倉(2000-07-01)→国府津(2006-02-15)→鎌倉(2010-04-20)
都クラY-102編成:大船→鎌倉(2000-07-01)→国府津(2006-04-12)→鎌倉(2008-02-07)→国府津(2012-12-10)→鎌倉(2015-04-21)

今後の掲載予定

今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。