新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H0757【小田急線】喜多見1753×6が廃車

2021年6月30日、1000形電車6両編成ワイドドア車の喜多見1753×6が、廃車・解体のため、大野総合車両所に入場した。

今回廃車されたのは以下の6両

6号車 クハ1753 1991年3月13日新製(東急)
5号車 デハ1703 1991年3月13日新製(東急)
4号車 デハ1803 1991年3月13日新製(東急)
3号車 サハ1853 1991年3月13日新製(東急)
2号車 デハ1903 1991年3月4日新製(川重)
1号車 クハ1953 1991年3月4日新製(川重)

補足情報

1000形電車6両編成の廃車は、3編成目。

この編成は6両編成6本が在籍していたワイドドア車のうちの1本であり、新製当初は開口部が2mあったが、幅が広すぎることによる弊害への対策として1998年に旧東急車輛製造(現・J-TREC横浜事業所)で幅を1.6mに狭める改造が実施されていた。最終的に在籍していた6両編成6本のうち、この編成を含む4本は2004年度に4両編成6本を組み替えて組成された編成であり、この編成は1551×4の小田原方に1551×4の小田原方2両を増結する形で6両編成を組成していた。6両編成化は2004年6月30日に旧東急車輛製造で実施され、1551×4の小田原方先頭車だったクハ1661については中間封じ込めになることから中間車化改造が施工された。6両編成化に合わせて、車番は既存の6両編成の続番である1753×6に変更された。2014年度から1000形のリニューアル工事が開始されたが、ワイドドア車両は全編成が当初より施工対象から外されており、5000形の導入に伴って置き換えが実施されることになった。この編成は喜多見5057×10に置き換えられる形で6月に運用から離脱していた。今後は群馬県内の施設まで陸送の後に解体されるものと思われる。

今後の掲載予定

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