2021年6月中旬頃、東武スカイツリーライン系統向け30000系電車6両編成の南栗橋31609Fと、同4両編成の南栗橋31409Fが、転用改造工事施工のため、所属している南栗橋車両管区に入場した。
今回入場したのは以下の10両
南栗橋31609F
10号車 | クハ31609 | 2001年11月19日新製(アルナ) |
9号車 | モハ32609 | 2001年11月19日新製(アルナ) |
8号車 | モハ33609 | 2001年11月19日新製(アルナ) |
7号車 | サハ34609 | 2001年11月19日新製(アルナ) |
6号車 | モハ35609 | 2001年11月19日新製(アルナ) |
5号車 | クハ36609 | 2001年11月19日新製(アルナ) |
南栗橋31409F
4号車 | クハ31409 | 2001年12月17日新製(東急) |
3号車 | モハ32409 | 2001年12月17日新製(東急) |
2号車 | モハ33409 | 2001年12月17日新製(東急) |
1号車 | クハ34409 | 2001年12月17日新製(東急) |
補足情報
30000系電車は2003年3月19日に開始した半蔵門線との相互直通運転に対応した車両として設計され、6両編成と4両編成を15本ずつ導入した上で原則として車番下2桁が一致する6両編成と4両編成を連結することで10両編成として運用されていた(一時的に異なる番号の編成が連結された事例はある)が、中間の5号車と4号車の連結部にある乗務員室(デッドスペースになる)の位置が直通先の東急田園都市線では特に混雑する場所であるなどの事情が重なり、2005年秋頃から10両固定編成の50050型電車への置き換えが進められた。50050型電車は運用増に伴う純増分も含めて18編成が導入されたが、分割併合のある半蔵門線直通の臨時列車が存在している都合もあり、31606F・31406Fと31609F・31409Fについては50050型電車に置き換えられずに運用が続けられていた。しかし、その臨時列車は永らく運転されておらず、分割併合に対応した編成を運用し続ける理由が無くなったこともあり、2019年に31606F・31406Fが50050型と同規格の51008Fとトレードされる形で東上線に転属、最後まで半蔵門線直通に残ったこの編成もついに運用から離脱することになった。30000系電車は現在東上線に集約されていることから、この編成についても東上線へ転用される可能性が高く、クハ36609号・クハ31409号に運転台機器撤去などの簡易中間車化改造が実施されればクハ36600形・クハ31400形が消滅することになる。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。