新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H0860【東武東上線】森林公園31609+31409Fが転用改造工事出場

2021年9月28日、東上線向け30000系電車の森林公園31609+31409Fが、転用改造工事を終えて南栗橋車両管区を出場し、所属している森林公園検修区まで回送した。東武鉄道線内は自力回送、秩父鉄道線内は電気機関車牽引による甲種輸送だった。

今回出場したのは以下の10両

10号車 クハ31609 2001年11月19日新製(アルナ)
9号車 モハ32609 2001年11月19日新製(アルナ)
8号車 モハ33609 2001年11月19日新製(アルナ)
7号車 サハ34609 2001年11月19日新製(アルナ)
6号車 モハ35609 2001年11月19日新製(アルナ)
5号車 サハ36609←クハ36609 2001年11月19日新製(アルナ)
4号車 サハ31409←クハ31409 2001年12月17日新製(東急)
3号車 モハ32409 2001年12月17日新製(東急)
2号車 モハ33409 2001年12月17日新製(東急)
1号車 クハ34409 2001年12月17日新製(東急)

補足情報

東上線向け30000系電車の転用改造工事出場は、15編成目。

30000系電車は2003年3月19日に開始された東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線と地下鉄半蔵門線相互直通運転に対応するための車両として1996年から2003年にかけて6両編成と4両編成が各15本導入された形式だった。しかし、検査の都合で編成を分割できる構造にした結果、中間に封じ込められた乗務員室が直通先の東急田園都市線内で特に混雑する場所と重なり、デッドスペースの存在が問題となったため、2005年から10両貫通編成の50050型と置き換えられる形で順次半蔵門線直通運用から撤退し、2011年から2015年にかけて13編成が東上線へ転用された。それ以降も2編成は半蔵門線直通運用に充当されていたが、東上線所属の50000型とトレードする形で半蔵門線直通運用から撤退することになり、今回最後まで半蔵門線直通運用に充当されていた31609+31409Fが東上線へ転用されることになった。この編成の転属に伴い、30000系電車は全車両が東上線(森林公園検修区)へ集結することになった。転属に際しては運転台のグラスコックピット化や中間封じ込めの運転台の撤去(簡易中間車化)が実施されており、この編成の改造出場に伴いクハ36600形とクハ31400形が消滅した。

今後の掲載予定

今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。