2019年7月26日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM30編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF81-141。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-53 | 1988年3月22日新製(東急) |
2号車 | モハ205-5059 | 1988年3月22日新製(東急) |
3号車 | モハ204-5059 | 1988年3月22日新製(東急) |
4号車 | サハ205-105 | 1988年3月22日新製(東急) |
5号車 | サハ205-106 | 1988年3月22日新製(東急) |
6号車 | モハ205-5060 | 1988年3月22日新製(東急) |
7号車 | モハ204-5060 | 1988年3月22日新製(東急) |
8号車 | クハ204-53 | 1988年3月22日新製(東急) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中20編成目。
今回廃車となった千ケヨM30編成は、元山手線の東トウ53編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2005年3月26日に改造されてから、武蔵野線では約14年4ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5059号はモハ205/204-157号から改造されたMG(電動発電機)搭載車だった。6・7号車のモハ205/204-5060号はモハ205/204-158号から改造された車両であり、MG非搭載車だったため改造時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。
この編成は2019年7月24日の777E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは153~160両目となり、JR東日本205系電車としては通算629~636両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線160両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの105~112両目(14編成目)である。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景にはヒマワリのイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2005-03-26)
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。