新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0677【JR房総各線】千マリC618編成とC616編成・C605編成のうち各2両が廃車

2021年4月22日、房総各線向け209系2100番台6両編成の千マリC618編成と、同千マリC616編成・千マリC605編成の中間車各2両が、廃車・解体のため、所属している幕張車両センター(津田沼駅)から、長野総合車両センター(長野駅)まで配給された。牽引はEF64-1031。

今回廃車されたのは以下の10両

6号車 クハ209-2118 1996年12月13日新製(JR新津):千マリC618編成
5号車 モハ209-2135 1996年12月13日新製(JR新津):千マリC618編成
4号車 モハ208-2135 1996年12月13日新製(JR新津):千マリC618編成
5号車 モハ209-2131 1996年9月4日新製(JR新津):千マリC616編成
4号車 モハ208-2131 1996年9月4日新製(JR新津):千マリC616編成
5号車 モハ209-2109 1995年10月26日新製(JR新津):千マリC605編成
4号車 モハ208-2109 1995年10月26日新製(JR新津):千マリC605編成
3号車 モハ209-2136 1996年12月13日新製(JR新津):千マリC618編成
2号車 モハ208-2136 1996年12月13日新製(JR新津):千マリC618編成
1号車 クハ208-2118 1996年12月13日新製(JR新津):千マリC618編成

補足情報

房総各線向け209系2100番台6両編成の編成単位での撤退は1編成目。

房総各線で2009年から運用が開始され、2013年にかけて順次投入された209系2000・2100番台は、6両編成26本と4両編成42本が運用されていたが、2021年3月13日ダイヤ改正ではE131系の運用入りを機に大幅な運用の見直しが行われた結果、6両編成の運用数が大幅に減少し、多くの余剰編成が出ていた。余剰となった6両編成のうち6本は4両編成に短縮されたが、余剰となった6両編成は6本だけではなかったため、今回4両編成化の対象からも漏れた編成から初めての廃車が発生した。今回廃車となったのは千マリC618編成で、長野総合車両センターへの輸送に当たっては、4両編成化された千マリC616編成(現・C447編成)と千マリC605編成(現・C443編成)の余剰中間車を中間に連結し、一緒に輸送されることになった。この10両が、209系2000・2100番台としては初めての廃車車両となる。

千マリC618編成は、京浜東北根岸線の宮ウラ59編成(7次車)から改造された編成で、秋田総合車両センターで2013年3月7日に転用改造工事が竣工してから、房総各線では約8年1ヶ月間運用された。209系2000・2100番台で一番最後に転用改造工事が竣工した編成だったが、廃車順では一番最初となった。

千マリC616編成は、京浜東北根岸線の宮ウラ56編成(7次車)から改造された編成で、秋田総合車両センターで2012年9月27日に転用改造工事が竣工していた。2021年3月8日に、6編成中4編成目に編成短縮作業が行われ、千マリC447編成を組成した際にモハ209-2131号とモハ208-2131号が余剰になった。

千マリC605編成は、京浜東北根岸線の宮ウラ42編成(5次車)から改造された編成で、東京総合車両センターで2012年7月11日に転用改造工事が竣工していた。2021年3月15日に、6編成中5編成目に編成短縮作業が行われ、千マリC443編成を組成した際にモハ209-2109号とモハ208-2109号が余剰になった。

【廃車車両の車歴】
千マリC618編成:浦和→幕張(2013-03-07)
千マリC616編成:浦和→幕張(2012-09-27)
千マリC605編成:浦和→幕張(2012-07-11)

今後の掲載予定

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