新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H2273【東武伊勢崎線・佐野線】春日部854Fが廃車

2025年7月3日、伊勢崎線・佐野線向け8000系電車3両編成(850型電車)の春日部854Fが、廃車・解体のため、南栗橋車両管区館林派出所から、渡瀬北留置線(資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。

今回廃車されたのは以下の3両

3号車 モハ854-1 1979年10月1日新製(アルナ)
2号車 モハ854-2 1979年10月1日新製(アルナ)
1号車 クハ854-3 1979年10月1日新製(アルナ)

補足情報

伊勢崎線・佐野線向け8000系電車3両編成からは初めての廃車発生となった。

854Fは2006年3月18日ダイヤ改正から伊勢崎線太田駅-伊勢崎駅間と佐野線で3両編成のワンマン運転を開始することに伴い、森林公園検修区所属の未修繕の8両編成だった8193Fの寄居方3両から2005年10月25日に改造された編成だった。3両編成化と同時に修繕工事も実施されている。モハ854-1はモハ8294から先頭車化改造された車両で、改造に際しては七光台検修区(現・南栗橋車両管区七光台支所)所属の8000系から部品の供出を受けている。改造後はダイヤ改正を待たずにツーマン運転で佐野線の運用に投入された。2013年3月16日ダイヤ改正で運用範囲を伊勢崎線館林駅-太田駅間にも拡大したが、2020年6月6日ダイヤ改正以降は佐野線での定期運用を失った。

2025年3月21日、南栗橋車両管区館林派出所の構内を走行中にクハ854-3の一部台車が脱線する事故が発生し、事故後は運用から離脱していたが、結局修理されないまま廃車されることになった。2025年5月6日・7日から伊勢崎線館林駅-太田駅間の1往復が2両編成化されていること(800型・850型の所要数には影響なし)、10000型・10050型の2両ワンマン対応車が余剰になっている状況であることから、2両編成化しても問題のない列車は2両編成での運行に切り替える方針となった可能性がある。

今後の掲載予定

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