2024年3月8日、亀戸線・大師線向け8000系電車2両編成の春日部8568Fが、廃車・解体のため、館林駅から、渡瀬北留置線(資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の2両
2号車 | モハ8568 | 1974年5月30日新製(東急) |
1号車 | クハ8668 | 1974年5月30日新製(東急) |
補足情報
ワンマン運転に対応した2両編成の8000系からは、7編成目の廃車となった。10030型の11266Fがワンマン運用へ転用されたことに伴い、間接的に置き換えられたものと思われる。
今回廃車となった8568Fは旧春日部検修区が新製配置で、1980年度に七光台検修区(現・南栗橋車両管区七光台支所)へ転属したが、1983年度に5050型が野田線に集約された際に入れ替えで春日部検修区に復帰した。これ以降は、廃車まで41年間に亘って春日部所属として運用され続けることになった。2001年度に修繕工事とワンマン運転対応工事が実施された。2017年にリバイバル塗装車となり(昭和30年代に試験的に4両だけ纏った、緑の車体と腰部に白い帯)、亀戸線では「緑亀」、大師線では「草団子」の愛称が付けられた。2023年3月18日ダイヤ改正で館林が車両無配置化されたことに伴って元館林車も春日部所属となったが、共通運用化はされなかったため、当編成は引き続き亀戸線、大師線で運用された。10000型・10030型のワンマン対応車は現時点で亀戸線、大師線での営業運用には投入されていないが、2024年3月7日から元館林車の8574Fが亀戸線・大師線の運用に投入されており、8568Fは押し出される形で運用から離脱した。
今回の廃車にあたっては、南栗橋車両管区春日部支所から渡瀬北留置線への道中、春日部駅から館林駅の間で団体臨時列車として運用された。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。