2024年2月19日、佐野線・小泉線・桐生線向け8000系電車2両編成の春日部8562Fと、亀戸線・大師線向け8000系電車2両編成の春日部8565Fが、廃車・解体のため、館林駅から、渡瀬北留置線(資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の4両
春日部8562F
2号車 | モハ8562 | 1970年11月27日新製(ナニワ) |
1号車 | クハ8662 | 1970年11月27日新製(ナニワ) |
春日部8565F
2号車 | モハ8565 | 1974年5月30日新製(富士) |
1号車 | クハ8665 | 1974年5月30日新製(富士) |
補足情報
ワンマン運転に対応した2両編成の8000系からは、5・6編成目の廃車となった。10030型の11263Fと11261Fがワンマン運用へ転用されたことに伴い、置き換えられたものと思われる。
今回はワンマン運転に対応した2両編成が2本同時に廃車となった。
8562Fは旧川越電車区(東上線系統)が新製配置で、2001年度に森林公園検修区から春日部検修区(現・南栗橋車両管区春日部支所)へ転属し、2002年度に修繕工事とワンマン運転対応工事を実施して館林検修区(現・南栗橋車両管区館林派出所)へ転属した。2023年3月18日ダイヤ改正で館林が車両無配置化されたことに伴って南栗橋車両管区春日部支所に転属したが、同改正以前から同支所に所属していた編成(亀戸線・大師線向け)との共通運用化はされず、引き続き佐野線、小泉線、桐生線で運用された。
8565Fは森林公園検修区が新製配置で、1978年度に春日部検修区(現・南栗橋車両管区春日部支所)へ、1979年度に七光台検修区(現・南栗橋車両管区七光台支所)へ転属した。8000系の2両編成として初めて七光台に配置された編成のうちの1本だったが、1983年度に5050型が野田線に集約された際に入れ替えで森林公園検修区に復帰した。2001年度に春日部検修区へ転属し、2002年度に修繕工事とワンマン運転対応工事が実施された。2023年3月18日ダイヤ改正で館林が車両無配置化されたことに伴って元館林車も春日部所属となったが、共通運用化はされなかったため、当編成は引き続き亀戸線、大師線で運用された。10000型・10030型のワンマン対応車は現時点で亀戸線、大師線での営業運用には投入されていないが、2024年2月13日から元館林車の8579Fが亀戸線・大師線の運用に投入されており、8565Fは押し出される形となった。
今回の廃車にあたっては、南栗橋車両管区春日部支所から渡瀬北留置線への道中、春日部駅から館林駅の間で団体臨時列車として運用された。
今後の掲載予定
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