2019年10月23日、山手線向けE231系500番台の東トウ512編成が、転用改造工事施工・E235系電車編入改造工事施工のため、東京総合車両センターに入場した。
今回入場したのは以下の11両
11号車 | クハE231-512 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
10号車 | サハE231-4612 | 2011年4月20日新製(JR新津) |
9号車 | モハE231-534 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
8号車 | モハE230-534 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
7号車 | サハE231-612 | 2011年4月20日新製(JR新津) |
6号車 | モハE231-535 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
5号車 | モハE230-535 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
4号車 | サハE231-512 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
3号車 | モハE231-536 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
2号車 | モハE230-536 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
1号車 | クハE230-512 | 2002年10月28日新製(JR新津) |
補足情報
山手線向けE231系500番台の撤退は、予定全52編成中47編成目。
この編成は2019年10月21日の2078G(山手線内回り 大崎止)が最後の営業運転となった。
E231系500番台のトウ510番台編成は、その多くが2017年度に撤退している中で、東トウ512編成だけは2019年度まで運用が継続された。東トウ512編成は2015年から16年にかけて故障が頻発していたため2016年7月に車体保全(通算4度目の検査)が実施されており、この関係で最終検査が2度目の指定保全(通算3度目の検査)だった編成と検査時期が大幅にずれていた。山手線へのE235系量産車導入に伴うE231系500番台の撤退は、おおむね検査順で行われたため、検査から日の浅かった東トウ512編成は置き換え順が遅くなっていた。また、東トウ503編成(→八ミツA503編成)以降の転用改造工事と機器更新工事は車体保全(通算4度目の検査)と同時に行われていたため、既に車体保全実施済みで、次の検査が3度目の指定保全(通算5度目の検査)となる東トウ501編成・502編成・504編成~506編成・512編成(東トウ512編成以外は、E235系電車量産車のデビュー前に検査時期を迎えてしまったため装置保全が実施された)については、E235系電車の導入ペースの都合で検査時期まで余裕が生じていた(山手線所属車の検査周期は約4年間だが、E235系量産車は約3年間で導入完了となる予定である)という事情もあって、最終検査の時期は後になるものの次の検査では車体保全を実施することになる540番台・550番台編成よりも置き換え順で後回しにされていた。しかし、最終落成車でもあった東トウ552編成も既に離脱済みとなったことから、E231系500番台の検査は5周目(3度目の指定保全)に移り(注:八ミツA520編成の機器更新工事時は定期検査が実施されていない)、一番最初に車体保全が実施されていた東トウ512編成が検査順の関係で最初に離脱することとなった。
今後は、10号車がE235系電車へ編入されて東トウ49編成の10号車となり、残る10両は中央・総武線向けE231系500番台の八ミツA512編成へと改造されるものと思われる。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。
追記
通算の検査回数に誤りがあったため、記事を訂正しました。(2019-11-12)