2020年1月24日、山手線向けE231系500番台の東トウ506編成が、転用改造工事施工のため、東京総合車両センターに入場した。
今回入場したのは以下の11両
11号車 | クハE231-506 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
10号車 | サハE231-4606 | 2011年6月22日新製(JR新津) |
9号車 | モハE231-516 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
8号車 | モハE230-516 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
7号車 | サハE231-606 | 2011年6月22日新製(JR新津) |
6号車 | モハE231-517 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
5号車 | モハE230-517 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
4号車 | サハE231-506 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
3号車 | モハE231-518 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
2号車 | モハE230-518 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
1号車 | クハE230-506 | 2002年7月19日新製(JR新津) |
補足情報
山手線向けE231系500番台の撤退は、予定全52編成中52編成目。
山手線最後のE231系電車がついに撤退した。山手線のE231系電車は、山手線のデジタルATC切り替えを実施するにあたって205系の改修ではなく新型車両の導入を実施することになったため開発され、通勤タイプではあるものの山手線の路線事情を考慮した特別な仕様としたため500番台に区分されていた。2002年4月21日から営業運転に投入され、当時の205系の編成数と同じ52編成が、2005年4月までに導入された。山手線のデジタルATC化は2006年7月30日に実施され、2007年3月18日ダイヤ改正で山手線の所要時間が短縮されたため、外回りは運用数を変えずに増発を実施、内回りは列車本数を減らさずに運用数が削減された。拡幅車体の採用と、6扉車を2両連結したことは混雑緩和に大きく役立ったが、ホームドアを導入するに当たって京浜東北線との線路共用の可能性を考慮すると6扉車の存在が支障となったことから、2010年から2011年にかけて新造の4扉車との交換が実施された。6扉車の座席収納は2010年2月18日限りで終了、2010年2月22日から4扉車との組み換えが実施された編成の営業運転が順次開始され、東トウ506編成も2011年7月5日に組み換えが実施された。これに伴い、旧6扉車のサハE231-511・512は2011年7月23日付で除籍されている。2014年には、2007年の運用数削減で増えていた予備車を削減してE231系1編成が中央・総武線(三鷹車両センター)へ転出、2016年には上野東京ライン開業に伴う運用数削減とE235系量産先行車の導入に伴ってもう1編成が転出していた、2017年からはE235系の量産車が投入されたため、おおむね検査期限順で置き換えが進んだ。東トウ506編成は、E235系量産車の営業入り直前に、山手線のE231系として最後に定期検査(車体保全)が実施されていたため、一番最後まで山手線の営業運用に残っていた。
この編成は2020年1月20日の2360G(山手線内回り 大崎止)が最後の営業運転となった。
今後は、10号車を除いた10両が、中央・総武線向けE231系500番台の八ミツA506編成に改造される。
※本日(2020年1月28日)は、2回投稿しました。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。