新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

H0507【都営三田線】志村6501編成が落成・甲種輸送

2020年10月31日~11月2日、三田線向け6500形電車の志村6501編成が、製造元の近畿車輌徳庵工場を出場し、徳庵駅から越谷貨物ターミナル駅まで甲種輸送された。

今回甲種輸送されたのは以下の8両

1号車 Tc1(推測) 6501-1 (近車)
2号車 M2(推測) 6501-2 (近車)
3号車 M3(推測) 6501-3 (近車)
4号車 T4(推測) 6501-4 (近車)
5号車 T5(推測) 6501-5 (近車)
6号車 M6(推測) 6501-6 (近車)
7号車 M7(推測) 6501-7 (近車)
8号車 Tc8(推測) 6501-8 (近車)

補足情報

三田線向け6500形電車の落成は、予定全13編成中1編成目。

越谷貨物ターミナル駅到着後は、陸送で所属している志村車両検修場に搬入された。

三田線向けの新型車両・6500形電車が登場した。三田線向けの車両が新造されるのは20年ぶりである。現行の6300形電車は、6000形の置き換えやホームドア対応・目黒駅延伸開業と東急目黒線との相互直通運転開始に伴う運用数増加に対応するため、最終的に6両編成37本が導入されていたが、今回登場した6500形電車は8両編成13本が導入される予定になっている。三田線では輸送人員増加に対応するため2022年度から一部の列車で8両編成の運行が開始されることになっており、6両編成の既存車両を8両編成の新型車両へ置き換えることで8両編成化に対応することになったと思われる。6500形電車の導入予定数は、6300形電車のうち初期に導入された1次車・2次車と同じ編成数になっており、6300形電車の3次車については改修の上で、引き続き運用される予定になっている。6500形電車の営業運転投入は2022年度からの予定になっており、今回出場した6501編成は各種試験・調整に供するための量産先行車(あるいは試作車)の位置付けとなっている。

電動車は2号車、3号車、6号車、7号車に連結され、電動車比率は4:4。車体は三田線向けとしては初めてアルミ合金製になった。三田線および相互直通運転先の東急目黒線内ではホームドアが完備されているが、車両間には転落防止幌が設置されている点は、ホームドアが完備されていない相模鉄道線への直通を想定した装備と思われる。車内では、客室扉上に3画面のLCDを設置した。東急電鉄所属の車両では既に三田線内でもLCDが使用されていたが、東京都交通局所属の三田線向け車両としては初めて搭載された。

今後の掲載予定

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