新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0277【JR中央・総武線】八ミツB901編成が転用改造工事入場

2020年3月3日、中央・総武線向けE231系900番台の八ミツB901編成が、転用改造工事施工のため、所属している三鷹車両センター(三鷹駅)から大宮総合車両センター(大宮駅)まで自力回送・入場した。

今回入場したのは以下の10両

1号車 クハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
2号車 サハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
3号車 モハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
4号車 モハE230-901 1998年10月20日新製(東急)
5号車 サハE230-901 1998年10月20日新製(東急)
6号車 サハE231-902 1998年10月20日新製(JR新津)
7号車 サハE231-903 1998年10月20日新製(JR新津)
8号車 モハE231-902 1998年10月20日新製(JR新津)
9号車 モハE230-902 1998年10月20日新製(JR新津)
10号車 クハE230-901 1998年10月20日新製(JR新津)

補足情報

八ミツB901編成はE231系の試作車であり、落成当初から中央・総武線で運用されていたが、ついに撤退することになった。1998年に209系950番台の八ミツ24編成として落成し、千葉方5両は東急車輛(現・J-TREC横浜事業所)で製造、三鷹方5両はJR新津車両製作所(現・J-TREC新津事業所)で製造された。翌1999年から運用入りし、安定して運用できるようになると不調時の代走用として借り入れていた103系の八ミツ23編成が返却されたため、編成番号が「23」に繰り上げられた。2000年にE231系の量産が開始されたことに伴って同年6月にE231系900番台に改番された。2000年のローレル賞受賞車であるため、車内には記念のプレートが設置されている。同年12月から三鷹電車区(現・三鷹車両センター)向けのE231系が落成するに当たっては編成番号を先頭車の車番と同一にすることになったため、編成番号を現行の「901」に変更した。その後も量産車に合わせて一部の機器は交換されたが、制御装置など多くの機器で落成当時からの試作品が残されている。なお、車内の車番表示ステッカーを貼り替えた際(2007年頃実施。なお2000年の改番当時は車番部だけ元のステッカの上から重ね貼りしていた)に、東急製の車両では「新津車両製作所」製と誤って記載されていた(東急車輛または川崎重工製の車両でステッカーを貼り替える場合は、商標権の都合なのか製造所表記を省略してJRマークと製造年だけ記載するのが通例である)。2017年以降は不調が続いたのか運用離脱と復帰を繰り返しながらの運用が続けられていたが、2020年2月25日の1967B(千葉発 各駅停車 三鷹行)をもって、約21年間にわたる中央・総武線での運用からついに撤退することになった。

今後は、8両編成を組成し、武蔵野線(京葉車両センター)へ転用されるものと思われる。

※本日(2020年3月6日)は、2回投稿しました。

今後の掲載予定

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