2020年7月10日、武蔵野線向けE231系900番台の千ケヨMU1編成が、転用改造工事を終えて大宮総合車両センター(大宮駅)を出場し、所属している京葉車両センター(新習志野駅)まで自力回送した。
今回出場したのは以下の8両
1号車 | クハE231-901 | 1998年10月20日新製(東急) |
2号車 | モハE231-901 | 1998年10月20日新製(東急) |
3号車 | モハE230-901 | 1998年10月20日新製(東急) |
4号車 | サハE231-901 | 1998年10月20日新製(東急) |
5号車 | サハE231-903 | 1998年10月20日新製(JR新津) |
6号車 | モハE231-902 | 1998年10月20日新製(JR新津) |
7号車 | モハE230-902 | 1998年10月20日新製(JR新津) |
8号車 | クハE230-901 | 1998年10月20日新製(JR新津) |
補足情報
この編成は、中央・総武線向けE231系900番台の八ミツB901編成のうち8両から改造された。
今回出場したのは、E231系の試作車編成である。1998年に中央・総武線向けとして三鷹電車区に投入された編成であり、2020年3月から大宮総合車両センターに入場していた。量産車編成では中央・総武線時代の2号車と5号車を抜き取って8両編成化されているが、この編成は搭載している機器の配置や、連結器の構成が量産車と異なっていることから、旧6号車であるサハE231-902号を抜き取り、代わりに旧2号車であるサハE231-901号が組み込まれている。なお、連結器は交換が実施され、旧・三鷹電車区仕様の量産編成に揃えられた模様である。武蔵野線向けE231系の編成番号は、旧・三鷹電車区仕様の初期車が0~20番台、旧・習志野電車区仕様車が30番台、旧・三鷹電車区仕様の後期車が40番台となっていたが、今回は0番台(旧・三鷹電車区仕様の初期車)のトップナンバーである「MU1」になった。
今回の入場では、転用改造工事と同時に機器更新工事も施工されている。元々209系950番台として落成した車両であり、E231系に編入後も試作品の機器が引き続き搭載されてたが、主要機器を交換するにあたって、量産車と同じものが搭載されることになった。車体側面のJRマークは、従来は209系と同位置に取り付けられていたが、武蔵野線転用に伴う帯貼り替えに伴い、E231系と同じ位置に移動した。一方で、窓などにこの編成のみの特徴は引き続き残されることになった。
今後の掲載予定
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