2023年6月6日、浅草線向け5300形電車の馬込5320編成の一部車両が、廃車・解体のため、所属している馬込車両検修場から搬出された。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | M1c | 5320-1 | 1994年7月3日新製(近車) |
2号車 | T1 | 5320-2 | 1994年7月3日新製(近車) |
3号車 | M1 | 5320-3 | 1994年7月3日新製(近車) |
4号車 | T2 | 5320-4 | 1994年7月3日新製(近車) |
5号車 | T3 | 5320-5 | 1994年7月3日新製(近車) |
6号車 | M2 | 5320-6 | 1994年7月3日新製(近車) |
7号車 | T4 | 5320-7 | 1994年7月3日新製(近車) |
8号車 | M2c | 5320-8 | 1994年7月3日新製(近車) |
補足情報
浅草線向け5300形電車の撤退は、予定全27編成中27編成目。
ついに、最後まで残存した5300形電車が廃車されることになった。5300形電車は1991年から1995年にかけて5000形置き換え用として8両編成26本が導入され、1997年には5200形の8両編成化に関連して8両編成1本が増備され、全部で8両編成27本が導入された浅草線の第2世代の車両だったが、2018年から第3世代となる新型車両5500形電車が導入されることになり、5300形電車は順次置き換えられることになった。5500形は2021年までに5300形と同数の8両編成27本が導入されたが、5500形にデジタル無線導入に対応するための改修工事が必要になったことで、改修期間中の予備車が必要になったため、5320編成だけは廃車が延期されて運用が続けられることになった。2022年2月26日ダイヤ改正以降は、都営車の120km/h運転が解禁されたことに伴い、120km/h運転に対応していないこの編成は120km/h運転を行わない運用に限定して充当されるようになり、ホームドア輸送に充当されることも多かった。しかし、2023年2月頃に5500形電車のデジタル無線対応工事が完了したことで予備車の削減が実施されることになり、この編成は2023年2月23日限りで運用から離脱、同時に5300形電車は引退となった。運用離脱後は馬込車両検修場構内に引き続き留置されていたが、ついに陸送で解体場所まで輸送されることになった。
今後の掲載予定
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