2022年5月11日、1000形電車6両編成ワイドドア車の喜多見1754×6が、廃車・解体のため、大野総合車両所に入場した。
今回廃車されたのは以下の6両
6号車 | クハ1754 | 1992年2月9日新製(東急) |
5号車 | デハ1704 | 1992年2月9日新製(東急) |
4号車 | デハ1804 | 1992年2月9日新製(東急) |
3号車 | サハ1854 | 1991年3月4日新製(川重) |
2号車 | デハ1904 | 1991年3月4日新製(川重) |
1号車 | クハ1954 | 1992年2月9日新製(東急) |
補足情報
1000形電車6両編成の廃車は、6編成目。
この編成は6両編成6本が在籍していたワイドドア車のうちの1本であり、新製当初は開口部が2mあったが、幅が広すぎることによる弊害への対策として1998年に旧東急車輛製造(現・J-TREC横浜事業所)で幅を1.6mに狭める改造が実施されていた。最終的に在籍していた6両編成6本のうち、この編成を含む4本は2004年度に4両編成6本を組み替えて組成された編成であり、この編成は1553×4の中間に1552×4の新宿方2両を組み込む形で6両編成を組成していた。6両編成化は2004年7月6日に旧東急車輛製造で実施され、1552×4の新宿方先頭車だったクハ1552については中間封じ込めになることから中間車化改造が施工された。6両編成化に合わせて、車番は既存の6両編成の続番である1754×6に変更された。2014年度から1000形のリニューアル工事が開始されたが、ワイドドア車両は全編成が当初より施工対象から外されており、5000形の導入に伴って置き換えが実施されることになった。この編成は喜多見5060×10に置き換えられる形で3月に運用から離脱していた。今後は群馬県内の施設まで陸送の後に解体されるものと思われる。
この編成の廃車をもって、1000形のワイドドア車は全て廃車されたことになる。
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。