2019年3月20日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM16編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF81-140。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-57 | 1988年4月28日新製(東急) |
2号車 | モハ205-5031 | 1988年4月28日新製(東急) |
3号車 | モハ204-5031 | 1988年4月28日新製(東急) |
4号車 | サハ205-113 | 1988年4月28日新製(東急) |
5号車 | サハ205-114 | 1988年4月28日新製(東急) |
6号車 | モハ205-5032 | 1988年4月28日新製(東急) |
7号車 | モハ204-5032 | 1988年4月28日新製(東急) |
8号車 | クハ204-57 | 1988年4月28日新製(東急) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中12編成目。
今回廃車となった千ケヨM16編成は、元山手線の東トウ57編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2004年9月10日に改造されてから、武蔵野線では約14年6ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5031号はモハ205/204-169号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5032号はモハ205/204-170号から改造された。モハ204-5031号はMG(電動発電機)搭載車である。モハ204-5032号はMG非搭載車だったため、武蔵野線転用時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。
この編成は2019年3月17日の2373E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは89~96両目となり、JR東日本205系電車としては通算565~572両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線96両)となる。1号車車両のクハ205-57号については、元横ナハ35編成の4号車だったモハ205-57号(南武線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-57号については、元横ナハ35編成の5号車だったモハ204-57号(南武線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で菜の花畑をイメージした背景イラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004.06.01)→京葉(2004.09.10)
※本日(2019年3月25日)は、2回投稿いたします。
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/09/04、作業コード:5-3535-0020-8050-3)今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。