2019年4月12日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM34編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF81-134。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-16 | 1985年9月11日新製(日立) |
2号車 | モハ205-5067 | 1988年3月30日新製(東急) |
3号車 | モハ204-5067 | 1988年3月30日新製(東急) |
4号車 | サハ205-158 | 1989年7月20日新製(川重) |
5号車 | サハ205-159 | 1989年7月20日新製(川重) |
6号車 | モハ205-5068 | 1988年4月25日新製(東急) |
7号車 | モハ204-5068 | 1988年4月25日新製(東急) |
8号車 | クハ204-16 | 1985年9月11日新製(日立) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中14編成目。
今回廃車となった千ケヨM34編成は、山手線からの転出時の短編成化で余剰となった車両と、埼京・川越線で6扉車と入れ替えられた4扉車を寄せ集めて組成された編成だった。この編成は2005年9月5日に改造されてから、武蔵野線では約13年7ヶ月間使用された。
1号車のクハ205-16号と、8号車のクハ204-16号は、山手線の東トウ16編成から転用された。2・3号車のモハ205/204-5067号は、千ケヨM31編成組成に当たって編成から外された、山手線の東トウ55編成だったモハ205/204-165号から改造された。この車両はMG(電動発電機)搭載車である。4・5号車のサハ205-158号・159号は、埼京・川越線の宮ハエ7編成から転用された。6・7号車のモハ205/204-5068号は、千ケヨM33編成組成に当たって編成から外された、山手線の東トウ56編成だったモハ205/204-168号から改造された。この車両はMG搭載車である。
この編成は2019年4月8日の1941E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは105~112両目となり、JR東日本205系電車としては通算581~588両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線112両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの57~64両目(8編成目)である。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回は、この編成がLED式の表示機を搭載した編成(千ケヨM28編成~千ケヨM36編成)であることからLED表示をイメージした紙が掲出され、列車名は「しもうさ号」、行先表示はジャカルタ(Jakarta)と表示された。編成札は、武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
1・8号車:品川→山手(1985-11-01)→東京(2004-06-01)→京葉(2005-09-05)
2・3・6・7号車:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2005-09-05)
4・5号車:三鷹→川越(1996-12-04)→京葉(2005-09-05)
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/09/04、作業コード:5-3545-1010-1080-7)今後の掲載予定
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