2020年1月15日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM33編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から蘇我駅まで配給された。牽引はEF81-140。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-56 | 1988年4月25日新製(東急) |
2号車 | モハ205-5065 | 1988年4月25日新製(東急) |
3号車 | モハ204-5065 | 1988年4月25日新製(東急) |
4号車 | サハ205-111 | 1988年4月25日新製(東急) |
5号車 | サハ205-112 | 1988年4月25日新製(東急) |
6号車 | モハ205-5066 | 1988年4月25日新製(東急) |
7号車 | モハ204-5066 | 1988年4月25日新製(東急) |
8号車 | クハ204-56 | 1988年4月25日新製(東急) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中29編成目。
今回の配給は蘇我駅経由となったため、同駅で京葉臨海鉄道に引き渡され、同線の千葉貨物駅まで甲種輸送した後に千葉港から船積みされる。
今回廃車となった千ケヨM33編成は、元山手線の東トウ56編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2005年7月22日に改造されてから、武蔵野線では約14年6ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5065号はモハ205/204-166号から改造されたMG(電動発電機)搭載車だった。6・7号車のモハ205/204-5066号はモハ205/204-167号から改造された車両であり、MG非搭載車だったため改造時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。
この編成は2020年1月12日の2377E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の2177E(府中本町発 各駅停車 南船橋行)が最後だった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは225~232両目となり、JR東日本205系電車としては通算701~708両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線232両)となる。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で、背景には1月最初の配給となったため富士山と鶴のイラストが描かれた。編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2005-07-22)
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。