新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0166【JR武蔵野線】千ケヨM19編成が廃車

2019年11月29日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM19編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF81-134。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-59 1988年5月27日新製(東急)
2号車 モハ205-5037 1988年5月27日新製(東急)
3号車 モハ204-5037 1988年5月27日新製(東急)
4号車 サハ205-117 1988年5月27日新製(東急)
5号車 サハ205-118 1988年5月27日新製(東急)
6号車 モハ205-5038 1988年5月27日新製(東急)
7号車 モハ204-5038 1988年5月27日新製(東急)
8号車 クハ204-59 1988年5月27日新製(東急)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中27編成目。

今回廃車となった千ケヨM19編成は、元山手線の東トウ59編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2004年12月28日に改造されてから、武蔵野線では約14年11ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5037号はモハ205/204-175号から改造されたMG(電動発電機)搭載車だった。6・7号車のモハ205/204-5038号はモハ205/204-176号から改造された車両であり、MG非搭載車だったため改造時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。

この編成は2019年11月26日の1941E(府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは209~216両目となり、JR東日本205系電車としては通算685~692両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線216両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの161~168両目(21編成目)である。1号車車両のクハ205-59号については、元横クラH27編成の5号車だったサハ205-59号(横浜線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示は新津回り・Jakarta(ジャカルタ)で背景には新潟の農村をイメージしたイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。今回までにインドネシアへ譲渡された692両の205系電車は、全てJ-TREC新津事業所(旧・JR東日本新津車両製作所)からの陸送となっていたが、次回以降は初めて冬季の陸送になることから、蘇我駅経由で千葉貨物駅まで輸送されることになっているため、この変更を反映したものと思われる。

【廃車車両の車歴】
全車両:山手→東京(2004-06-01)→京葉(2004-12-28)

今後の掲載予定

今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。