2014年1月16日、埼京・川越線向け205系0番台6扉車非組込編成の宮ハエ29編成のうち9両が、廃車・解体のため、所属している川越車両センター(南古谷駅)から、長野総合車両センター(北長野駅)まで配給された。牽引はEF64-1031。
今回廃車されたのは以下の9両
10号車 | クハ205-41 | 1987年12月1日新製(日立) |
9号車 | モハ205-121 | 1987年12月1日新製(日立) |
8号車 | モハ204-121 | 1987年12月1日新製(日立) |
7号車 | サハ205-81 | 1987年12月1日新製(日立) |
6号車 | モハ205-122 | 1987年12月1日新製(日立) |
5号車 | モハ204-122 | 1987年12月1日新製(日立) |
3号車 | モハ205-123 | 1987年12月1日新製(日立) |
2号車 | モハ204-123 | 1987年12月1日新製(日立) |
1号車 | クハ204-41 | 1987年12月1日新製(日立) |
補足情報
埼京・川越線向け205系0番台の撤退は、予定全32編成中27編成目。
宮ハエ29編成は、山手線が新製配置の編成で、山手線時代は東ヤテ41編成だった。1987年4月1日の国鉄分割民営化によりJR東日本が発足して最初に製造された205系電車であったため、JR西日本に継承された車両との車番重複を避ける目的と、切りの良い数字から始めるために、敢えて欠番を作って41番編成として落成した車両であった。
埼京・川越線では1989年から205系電車の新造車の導入が開始されていたが、このうち2編成は1988年に発生した事故で車両不足となった中央・総武線(三鷹電車区)へ急遽配置することになり、埼京線へ配置する編成が少なくなった。このうち1編成は1990年に本来の配置先であ川越電車区に転属したが、もう1編成は転属できなかったため、山手線(山手電車区)の予備車を削減して東ヤテ41編成を埼京線用に転用することになった。この時は、中央・総武線へ急遽配属された編成に割り当てられるはずだった編成番号「7」が割り振られていたが、1996年に本来の編成が転入したことに伴って「29」に変更されていた。
今回は川越線内の有効長の関係で、サハ205-82号を外した9両編成の状態で配給された。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→川越(1990-05-22)
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/10/13、作業コード:3-1500-4775-4965-6)今後の掲載予定
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