2019年7月12日、武蔵野線向け205系0番台の千ケヨM64編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF64-1030。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-148 | 1991年10月23日新製(川重) |
2号車 | モハ205-401 | 1991年10月23日新製(川重) |
3号車 | モハ204-401 | 1991年10月23日新製(川重) |
4号車 | モハ205-402 | 1991年10月23日新製(川重) |
5号車 | モハ204-402 | 1991年10月23日新製(川重) |
6号車 | モハ205-403 | 1991年10月23日新製(川重) |
7号車 | モハ204-403 | 1991年10月23日新製(川重) |
8号車 | クハ204-148 | 1991年10月23日新製(川重) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中19編成目。
今回廃車となった千ケヨM64編成は、1991年12月1日ダイヤ改正から武蔵野線で8両編成での運転が開始されることに伴って導入された、205系0番台新製配置車5編成のうちの1本であり、落成当初は東トタE4編成であった。その後はVVVFインバータ化(5000番台化)や編成組換とは無縁であり、約27年9ヶ月間に亘って、新製当時の編成のまま運用された。
この編成は2019年7月9日の873E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の773E(東所沢発 各駅停車 海浜幕張行)が最後だった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは145~152両目となり、JR東日本205系電車としては通算621~628両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線152両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの97~104両目(13編成目)である。1号車車両のクハ205-148号については、元宮ハエ26編成の7号車だったサハ205-148号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景には夏の風物詩と洒落をかけて蚊取り線香、西瓜、Suicaのイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:豊田→京葉(2004-03-13)
今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。