新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0050【JR武蔵野線】千ケヨM63編成が廃車

2019年8月23日、武蔵野線向け205系0番台の千ケヨM63編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF81-141。

今回廃車されたのは以下の8両

1号車 クハ205-147 1991年10月17日新製(川重)
2号車 モハ205-398 1991年10月17日新製(川重)
3号車 モハ204-398 1991年10月17日新製(川重)
4号車 モハ205-399 1991年10月17日新製(川重)
5号車 モハ204-399 1991年10月17日新製(川重)
6号車 モハ205-400 1991年10月17日新製(川重)
7号車 モハ204-400 1991年10月17日新製(川重)
8号車 クハ204-147 1991年10月17日新製(川重)

補足情報

武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中22編成目。

今回廃車となった千ケヨM63編成は、1991年12月1日ダイヤ改正から武蔵野線で8両編成での運転が開始されることに伴って導入された、205系0番台新製配置車5編成のうちの1本であり、落成当初は東トタE3編成であった。新製から約27年10ヶ月間に亘って、一度も編成組換を行わないまま武蔵野線で運用された。

この編成は2019年8月21日の965E(西船橋発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。この列車は京葉線内だけの運用であり、武蔵野線内で営業運転を行ったのは、同日の665E→664E(府中本町発 各駅停車 東京行)が最後だった。

今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは169~176両目となり、JR東日本205系電車としては通算645~652両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線176両)となる。2019年は192両(8両編成24本)が譲渡される予定となっており、そのうちの121~128両目(16編成目)である。1号車車両のクハ205-147号については、元宮ハエ32編成の4号車だったサハ205-147号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。

武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で背景には海のイラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。

【廃車車両の車歴】
全車両:豊田→京葉(2004-03-13)

今後の掲載予定

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