2018年11月26日、千代田線向け6000系電車10両編成の綾瀬第30編成(6130F)が、廃車のため、所属している綾瀬検車区から新木場CR(メトロ車両工事事務所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | CT1 | 6130 | 1984年12月14日新製(近車) |
2号車 | T2 | 6230 | 1984年12月14日新製(近車) |
3号車 | M1 | 6330 | 1984年12月14日新製(近車) |
4号車 | M2 | 6430 | 1984年12月14日新製(近車) |
5号車 | Tc1 | 6530 | 1984年12月14日新製(近車) |
6号車 | Tc2 | 6630 | 1984年12月14日新製(近車) |
7号車 | M1 | 6730 | 1984年12月14日新製(近車) |
8号車 | M2 | 6830 | 1984年12月14日新製(近車) |
9号車 | M1 | 6930 | 1984年12月14日新製(近車) |
10号車 | CT2 | 6030 | 1984年12月14日新製(近車) |
補足情報
千代田線向け6000系電車の撤退は、予定全35編成中34編成目。
16000系後期車導入に伴う撤退は18編成目。
6130Fは千代田線の輸送力増強用として投入された5次車編成であり、1984年12月14日に新製され、2005年度にB修工事とVVVFインバータ制御(5M5T)への改造が行われた。16000系電車後期車の導入により置き換え対象となったが、2017年度に16000系の導入が完了した後も、千代田線のホームドア設置に伴う車両改造の予備車を確保するため営業運転を続けていた。今回、小田急電鉄所属車の改造工事が終了し、東京メトロ所属車による小田急電鉄持ちの運用の代走(2運用が指定され、通常は16000系電車が充当された)が行われなくなったため、2編成が残っていた6000系電車は撤退することになった。
この編成は定期列車での運用終了後に土休日限定で行われた特別運転では土曜日に運用され、2018年11月10日が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter INDONESIA(旧称:PT.KAI Commuter JABODETABEK)へ譲渡される。千代田線向け6000系電車VVVFインバータ車の譲渡は14編成目。今回が6000系電車の最後の譲渡である。
この編成の撤退に伴い、千代田線から近畿車輌で製造された車両が消滅した(JR東日本・小田急電鉄からの乗り入れ車両にも存在しない)。
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/11/19、作業コード:3-2525-9050-6010-7)
今後の掲載予定
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