新東京周辺鉄道車両速報ブログ

東京周辺の電車の新製・転属・廃車などに関する情報をまとめるブログです。

Y3316【東急池上線・多摩川線】雪が谷7912Fが廃車

2018年9月20日、池上線・東急多摩川線向け7700系電車の雪が谷7912Fが、廃車のため、所属している雪が谷検車区から長津田車両工場(東急テクノシステム長津田工場)まで回送した。保安機器の都合で、全区間でTOQ-iを連結した。

今回廃車されたのは以下の3両

1号車 クハ7912 1966年9月10日新製(東急)
2号車 デハ7812 1964年11月1日新製(東急)
3号車 デハ7712 1966年9月10日新製(東急)

補足情報

池上線・東急多摩川線向け7700系電車の廃車は、予定全12編成中9編成目。

クハ7912号の種車はデハ7059号、デハ7812号の種車はデハ7150号、デハ7712号の種車はデハ7060号。デハ7059号とデハ7060号は田園都市線を新製配置とし、1985年3月23日付で大井町線へ転属した後、1988年3月3日付で東横線へ配置された。デハ7150号は東横線を新製配置としており、この時に3両が同じ路線に集まった。その後、1989年8月23日付で大井町線へ転属した後、1990年1月24日付で7700系電車の第12編成に改造され、サハ7962号を組み込んだ4両編成で目蒲線へ転属した。1995年2月10日付でサハ7962号を再電装化し、実用試験車のデハ7815号として目蒲線で営業運転を行いながら試験を実施した後、デハ7815号を編成から外した3両編成を組成し、1996年2月7日付で池上線へ転属した。この時に、目蒲線に残留した7700系電車と区別するため「歌舞伎塗装」と通称される独特の前面装飾に変更されたほか、車体側面に行先表示機が設置されていたのがこの編成を含めた「歌舞伎塗装」編成の特徴だった。

今回、2代目7000系電車の7次車が導入されたことに伴い、池上線・東急多摩川線向け7700系電車の残存6編成は全て置き換えられることになり、この編成はそのうちの3番目の撤退車両となった。最後の営業運転は、2018年9月20日の011-081(五反田発 各停 雪が谷大塚行)だった。今後は、東急テクノシステムを経由して3両全て、または2両編成に短縮して養老線管理機構へ譲渡され、養老鉄道養老線で使用されることになる。

追記

この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/12/05、作業コード:5-2595-9020-1050-7)

今後の掲載予定

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