新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H0877【東京メトロ南北線】王子第09編成(9109F)向け増結用中間車が落成・甲種輸送

2021年10月8日~10日、南北線向け9000系電車C編成の王子第09編成(9109F)向け増結用中間車2両が、製造元の川崎車両兵庫工場を出場し、兵庫駅から綾瀬駅まで甲種輸送された。

今回甲種輸送されたのは以下の2両

4号車 T(推測) 9409 (川車)
5号車 T(推測) 9509 (川車)

補足情報

南北線向け9000系電車の8両編成化用中間車の落成は、予定全30両中1・2両目。

南北線の8両編成化に向けた新造車がついに登場した。南北線は1991年11月の開業当時は4両編成で、1996年2月から6両編成化されていたが、開業当初から想定されていた8両編成化はなかなか実施されない状況が続いていた。しかし、2022年度の東急新横浜線開業や、東急線相鉄線相互直通運転開始などに関連し、東急電鉄目黒線向けの全車両を8両編成化することを決定するなど、8両編成化の計画は次第に具体化してきた。南北線でも2022年度から8両編成の運転を開始することとなり、東京メトロ所属の車両に関しては既存の9000系に新造した中間車2両を組み込む形での8両編成化が実施されることになった。しかし、全列車の8両編成化はせず一部の列車は6両編成のまま残存する予定となっており、8両編成化が実施される9000系は23編成中15編成に留まることとなった。

今回8両化の対象となる編成は1995年度導入の2次車と1997年度導入の3次車で構成されるC編成(9109Fから9115F)、1999年度から2000年度導入の4次車で構成されるD編成(9116Fから9121F)、2009年度導入の5次車で構成されるE編成(9122F・9123)であり、1990年度製造・1991年度入籍の試作車と1991年度から1992年度にかけて導入された1次車で構成されるA編成(9101F・9103F・9105F・9107F)、1次車の先頭車両に2次車の中間車両を組み込んだB編成(9102F・9104F・9106F・9108F)は8両編成化の対象から除外されている。A編成・B編成は最も高経年なグループであることが背景にあると見られ、2015年度から2019年度にかけて実施されたA編成・B編成のB修工事では、8両編成化を想定して4M2Tとなっていた電動車比率が9300形の電装解除により3M3Tへと引き下げられていることから、少なくとも恒久的に8両編成を組成することは今後も無いと思われる。

今回落成した2両は車番が9409号・9509号となっており、東京メトロの車番付番法則を考えると第09編成(9109F/1995年製)の3号車(9309号)と4号車(9409号)の間に連結されるものと推測される。9400形は5次車編成の3号車に組み込まれているが、9500形は9000系電車の製造開始から30年以上を経て今回が初登場となった。車両の仕様は17000系や18000系の設計思想を一部取り入れたものとなっており、既存の9000系には設置されていた妻面窓が廃止されるなどの変更点が見られるほか、空調装置なども最新のものを搭載している。外装は既存のB修施工車同様のウェーブデザインになっており、9109Fは8両編成化に合わせてB修工事も実施されることが推測される。新造車は搭載機器から2両とも付随車であると思われ、9109FのB修工事および8両編成化に当たってはA編成・B編成とは異なり9300形の電装解除は実施されないものと思われる。東京メトロ南北線の8両化用中間車30両と同時期に南北線車両の制御装置15編成も発注していることから、今後は全ての編成が8両編成化に合わせてB修工事を実施されることが予想されるが、A編成・B編成のB修工事が実施されていた当時は改造に1編成あたり4~6ヶ月程度を要しており、予備編成が2本であることも考慮すると、8両編成化と同時にB修工事を行う場合は対象となる全編成の8両編成化を実施するまでに5~7年程度を要する可能性もある。

※本日(2021年10月14日)は、2回投稿します。

今後の掲載予定

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