新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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H1592【京急線】新町1561編成が廃車

2023年9月6日、1500形電車6両編成の新町1561編成が、廃車のため、京急ファインテック久里浜事業所に入場した。

今回廃車されたのは以下の6両

1号車 デハ1561 1988年1月11日新製(東急)
2号車 デハ1562 1988年1月11日新製(東急)
3号車 サハ1925 1988年1月11日新製(東急)
4号車 サハ1926 1988年1月11日新製(東急)
5号車 デハ1563 1988年1月11日新製(東急)
6号車 デハ1564 1988年1月11日新製(東急)

補足情報

1500形電車6両編成の撤退は、1編成目。

1561編成は、先に新造された1000形22次車の1501編成によって置き換えられたものとみられ、1500形の6両編成、アルミ車、VVVFインバータ制御車としては初の経年廃車となった。

今回廃車となった1561編成は、1988年に全車電動車の6両編成として落成した編成であり、新製当初の車番はデハ1601からデハ1606だった(1601編成)。1989年に新造車のサハ1907とサハ1908をデハ1602とデハ1603の間に組み込んで6M2Tの8両編成となったが、1993年に編成の組み換えが行われ、サハ1907とサハ1908は新造の1719編成に供出、代わって1607編成のデハ1609とデハ1610を組み込んで、全車電動車の8両編成となった。2002年にデハ1609、デハ1610、デハ1603、デハ1604が車体更新工事実施のため編成から外されて4両編成となり、外された4両は2003年1月22日に車体工事工事を実施後は1607編成に組み込まれた。1601編成は2003年3月14日に4両編成のまま車体工事工事が実施された後、2003年6月17日に車体更新工事が実施された1631編成の中間車4両(サハ1911・サハ1912・デハ1633・デハ1634)を暫定的に組み込んで6M2Tの8両編成となった。1631編成の残り4両が2003年8月13日に車体更新工事を実施された後で1601編成、1607編成、1631編成の間で編成組換が行われ、1601編成は再び新製当初と同じ6両編成に戻った(1607編成・1631編成も同様に新製当初の組成に戻った)。2007年5月、チョッパ制御の8両編成(6M2T)と4両編成を組み替えて6両編成を組成していく過程で、6M2Tの8両編成を一足早く淘汰するため、全車電動車の6両編成との間で組換を行ってチョッパ制御の8両編成は全車電動車とすることになったため、1601編成は1613編成のデハ1617とデハ1616をデハ1604とデハ1605の間に組み込んで暫定的に8両編成化された。2009年春にデハ1603、デハ1604、デハ1617、デハ1616を外した4両編成で運用されたことが確認されていたが、その後は元の8両編成に戻った。2009年9月、新1000形9次車の落成に伴って1601編成はデハ1617、デハ1616を1529編成に供出し、新製当初と同じ6両編成に戻された。また、編成組換と並行して、2006年から2015年にかけて、1500形の6両編成は全て4M2TのVVVFインバータ制御車に改造されることになったため(当初は付随車を組み込むことによる性能不足への対応が目的だったが、途中からは仕様統一を目的に6M0T編成も4M2TのVVVFインバータ制御に改造された)、1601編成も2010年3月にVVVFインバータ制御に改造された。これに伴い、デハ1605(→サハ1925)とデハ1604(→サハ1926)が電装解除されている。2013年から2016年にかけて、新1000形の6両編成に割り当てる番号が不足して1600番台を割り当てることになったため、1500形のうち1600番台が割り当てられていた車両については1500番台に改番されることになり、デハ1601、デハ1602、デハ1603、デハ1606は2013年12月17日付でデハ1561からデハ1564に改番された(1561編成)。

今後の掲載予定

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