2019年3月1日、武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM10編成が、廃車・海外譲渡のため、所属している京葉車両センター(新習志野駅)から総合車両製作所新津事業所(新津駅)まで配給された。牽引はEF64-1031。
今回廃車されたのは以下の8両
1号車 | クハ205-50 | 1988年3月5日新製(川重) |
2号車 | モハ205-5019 | 1988年3月5日新製(川重) |
3号車 | モハ204-5019 | 1988年3月5日新製(川重) |
4号車 | サハ205-99 | 1988年3月5日新製(川重) |
5号車 | サハ205-100 | 1988年3月5日新製(川重) |
6号車 | モハ205-5020 | 1988年3月5日新製(川重) |
7号車 | モハ204-5020 | 1988年3月5日新製(川重) |
8号車 | クハ204-50 | 1988年3月5日新製(川重) |
補足情報
武蔵野線向け205系0・5000番台の撤退は、予定全42編成中11編成目。
今回廃車となった千ケヨM10編成は、元山手線の東ヤテ50編成を8両編成に短縮して組成された編成であり、2004年4月13日に改造されてから、武蔵野線では約14年11ヶ月間使用された。2・3号車のモハ205/204-5019号はモハ205/204-148号から改造され、6・7号車のモハ205/204-5020号はモハ205/204-149号から改造された。モハ204-5019号はMG(電動発電機)搭載車である。モハ204-5020号はMG非搭載車だったため、武蔵野線転用時にSIV(静止型インバータ)を搭載している。
この編成は2019年2月25日の2387E府中本町発 各駅停車 新習志野行)が最後の営業運転となった。
今後は、インドネシアのPT.Kereta Commuter Indonesiaへ譲渡される。武蔵野線からは81~88両目となり、JR東日本205系電車としては通算557~564両目(埼京・川越線180両、横浜線176両、南武線120両、武蔵野線88両)となる。1号車車両のクハ205-50号については、元宮ハエ31編成の7号車だったモハ205-50号(埼京・横浜線)と番号重複が発生する。4号車車両のサハ205-99号については、元宮ハエ11編成の10号車だったクハ205-99号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。8号車車両のクハ204-50号については、元宮ハエ31編成の6号車だったモハ204-50号(埼京・川越線)と番号重複が発生する。これは、インドネシアでは、クハ、モハ、サハといった日本語表記を除去するためである。
武蔵野線向け205系0・5000番台のインドネシア譲渡に当たっては、京葉車両センターで前面行先表示機と編成番号札を模した特別装飾を施している。今回、行先表示はJakarta(ジャカルタ)で日本の冬をイメージした背景イラストが描かれ、編成札は武蔵野線205系電車の通常の編成札を模したものだった。
【廃車車両の車歴】
全車両:山手→京葉(2004-04-13)
※本日(2019年3月5日)は、2回投稿いたします。
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/09/04、作業コード:5-3535-0000-5050-8)今後の掲載予定
今後の掲載予定は、サブブログ『新東京周辺鉄道車両速報ブログ管理委員会』に記載しております。