2016年12月19日~20日、高崎地区各線向け115系1000番台4両編成の高タカT1146編成・T1159編成と、同髙タカT1044編成のうち1両が、廃車・解体のため、所属している高崎車両センター(新前橋駅)から長野総合車両センター(長野駅)まで配給された。牽引はEF64-1031。
今回廃車されたのは以下の9両
高タカT1159編成とT1044編成のうち1両
4号車 | クモハ115-1065 | 1980年3月5日新製(東急):高タカT1159編成 |
3号車 | モハ114-1159 | 1980年3月5日新製(東急):高タカT1159編成 |
2号車 | サハ115-1007 | 1978年7月4日新製(日車):高タカT1044編成 |
2号車 | サハ115-1019 | 1978年12月16日新製(東急):高タカT1159編成 |
1号車 | クハ115-1208 | 1980年3月5日新製(東急):高タカT1159編成 |
高タカT1146編成
4号車 | クハ115-1137 | 1979年9月18日新製(日立) |
3号車 | モハ115-1082 | 1979年9月18日新製(日立) |
2号車 | モハ114-1146 | 1979年9月18日新製(日立) |
1号車 | クハ115-1201 | 1979年9月18日新製(日立) |
補足情報
高崎地区各線向け115系1000番台4両編成の撤退は、予定全11編成中9・10編成目。
髙タカT1044編成から廃車となった中間車1両は、今回の配給では髙タカT1159編成の中間に連結されていた。
高崎地区各線では、211系3000番台の導入が進んだことで115系1000番台のうち4両編成の撤退が進み、2016年12月中旬には4両編成の運用が全て211系へ置き換えられた。今回の配給では、最後まで残っていた4両編成が撤退し、高崎車両センターから4両編成の115系電車が消滅した。
今回廃車された車両のうち、髙タカT1146編成は4両編成固定で運用された最後の編成になった。髙タカT1044編成と髙タカT1159編成は編成中にサハを組み込むことで、サハを入れれば4両編成、サハを抜けば3両編成と柔軟な運用が可能なため、3両編成と4両編成で共通の予備編成として使用されていた。しかし、115系4両編成の運用が消滅したことで4両編成の予備を用意する必要もなくなったため、髙タカT1044編成に関してはサハを抜いて3両のみが継続使用、髙タカT1159編成はそのまま廃車という形になった。この廃車によって、国鉄115系電車からサハ115形が消滅した。
【廃車車両の車歴】
・高タカT1159編成
4・3・1号車:三鷹→豊田(1986-11-01)→新前橋(1990-03-30)→高崎(2005-12-10)
2号車:長岡→新前橋(1984-01-29)→小山(1989-03-11)→新前橋(2000-12-02)→高崎(2005-12-10)
・高タカT1044編成
2号車:長岡→小山(1984-01-19)→新前橋(1985-02-27)→高崎(2005-12-10)
・高タカT1146編成
全車両:新前橋→小山(1986-03-08)→新前橋(1989-03-11)→高崎(2005-12-10)
追記
この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/12/14、作業コード:3-2025-2070-8322-1)今後の掲載予定
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