新東京周辺鉄道車両速報ブログ

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Y2769【JR高崎支社】高タカT1030編成とT1044編成のうち3両が廃車

2017年5月31日~6月1日、高崎地区各線向け115系1000番台3両編成の高タカT1030編成と、同4両編成の高タカT1044編成のうち3両が、廃車・解体のため、所属している高崎車両センター(新前橋駅)から長野総合車両センター(長野駅)まで配給された。牽引はEF64-1030。

今回廃車されたのは以下の6両

高タカT1030編成
3号車 クモハ115-1566 1978年3月22日新製(日車)
2号車 モハ114-1030 1978年3月22日新製(日車)
1号車 クハ115-1094 1979年8月22日新製(川重)
高タカT1044編成のうち3両
4号車 クモハ115-1033 1978年3月22日新製(東急)
3号車 モハ114-1044 1978年3月22日新製(東急)
1号車 クハ115-1034 1978年3月22日新製(東急)

補足情報

高崎地区各線向け115系1000番台3両編成の撤退は、予定全11編成中1編成目。
高崎地区各線向け115系1000番台4両編成の撤退は、予定全11編成中11編成目。

高タカT1030編成は、1997年10月1日の北陸新幹線(長野行新幹線)開業に伴って信越本線の横川~軽井沢間が廃止、軽井沢~篠ノ井間がしなの鉄道へ移管となり、完全に分断された時に長野総合車両所から新前橋電車区へと転属していた。これは分断直前に当該区間で運行された最後の信越線上り普通列車に充当されたためであり、その後返却されず高崎地区に残ったためであるが、高崎地区では唯一となる先頭車化改造車(モハ115-1009→クモハ115-1566)の組み込みなど、長野の特徴が残る車両だった。今回の廃車回送で、約19年9ヶ月ぶりに長野地区へ戻ったことになる。

高タカT1044編成は、元々4両編成であり、2号車のサハを入れれば4両編成を抜けば3両編成という柔軟な運用ができることから、4両編成と3両編成で共通の予備車両として使用されていたが、211系3000番台の導入が進んだことで4両編成の運用が一足先に消滅したことで、2016年12月に2号車だけ廃車となり、残った3両が継続使用となっていた。

【廃車車両の車歴】
・高タカT1030編成
3・2号車:松本→新前橋(1985-03-12)→小山(1989-03-11)→長野(1992-03-25)→新前橋(1997-10-18)→高崎(2005-12-10)
1号車:新前橋→小山(1986-04-04)→新前橋(1988-10-13)→小山(1989-03-11)→長野(1991-10-16)→新前橋(1997-10-18)→高崎(2005-12-10)
・高タカT1044編成
全車両:新前橋→高崎(2005-12-10)

追記

この記事はYahoo!ブログから移行したものです(作業日:2019/12/14、作業コード:3-2560-4000-3131-2)

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