2023年11月7日、東武アーバンパークライン向け8000系電車6両編成の七光台8150Fが、廃車・解体のため、渡瀬北留置線(資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の6両
6号車 | クハ8150 | 1969年10月18日新製(ナニワ) |
5号車 | モハ8250 | 1969年10月18日新製(ナニワ) |
4号車 | モハ8350 | 1969年10月18日新製(ナニワ) |
3号車 | サハ8750 | 1969年4月23日新製(日車) |
2号車 | モハ8850 | 1969年4月23日新製(日車) |
1号車 | クハ8450 | 1969年10月18日新製(ナニワ) |
補足情報
今回廃車になった8150Fは、1969年に川越電車区(当時。東上線系統)に4両編成で新製配置された。1995年に森林公園検修区から春日部検修区(当時)に転属し、同年中に修繕工事と6両編成化を実施して七光台検修区(当時。現・南栗橋車両管区七光台支所)に転属した。6両編成化に際しては、2両編成の8550Fを修繕および中間車化改造を実施した上で組み込んでいる(クハ8650→サハ8750、モハ8550→モハ8850)。8550Fは春日部電車区(当時。伊勢崎線系統)が新製配置で、一時館林検修区(当時)に所属していた時期もあった。
2023年11月1日から、東武博物館所有の動態保存車・8111Fが東武アーバンパークラインの定期運用に投入されたため、当編成が置き換えられる形で廃車になったものとみられる。東武アーバンパークラインには2024年度から5両編成の新型車両の投入が予定されており、検査期限が間近に迫っていて、かつ高経年である当編成の検査は実施せず、代わりに、動態保存車であり運用機会の少ない8111Fを定期運用に充当して新型車両の落成まで凌ぐ方が得策と判断された可能性が高い。
当編成の廃車をもって、4両編成の中間に中間車化改造工事の実施された元2両編成を組み込む形で6両編成化が実施された8000系電車が消滅した。廃車に際して、七光台駅から館林駅まで最後の営業運転が団体専用列車として行われ、館林駅到着後に渡瀬北留置線へ入線した。
今後の掲載予定
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