2022年12月1日、半蔵門線向け8000系電車の鷺沼第14編成(8114F)が、廃車・解体のため、所属している鷺沼検車区から渡瀬北留置線(東武鉄道資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | CT1 | 8114 | 1987年9月30日新製(近車) |
2号車 | M1 | 8214 | 1987年9月30日新製(近車) |
3号車 | T3 | 8314 | 1987年9月30日新製(近車) |
4号車 | M1 | 8414 | 1987年9月30日新製(近車) |
5号車 | Mc2 | 8514 | 1987年9月30日新製(近車) |
6号車 | Tc1 | 8614 | 1987年9月30日新製(近車) |
7号車 | T2 | 8714 | 1987年9月30日新製(近車) |
8号車 | M1 | 8814 | 1987年9月30日新製(近車) |
9号車 | M2 | 8914 | 1987年9月30日新製(近車) |
10号車 | CT2 | 8014 | 1987年9月30日新製(近車) |
補足情報
半蔵門線向け8000系電車の廃車は、予定全19編成中10編成目。
今回廃車されたのは8114Fで、1987年に東西線の10両編成化率を高めるために実施された5000系一部編成の編成組換に伴う編成数不足に対応するため、本来の半蔵門線ではなく東西線に新製配置された3編成の3次車編成のうちの1本だった。1988年に東西線に05系1次車が導入されたことで東西線の運用からは撤退し、1989年1月26日の半蔵門線半蔵門-三越前間延伸開業用として半蔵門線に転属した(1988年12月1日付)。B修工事は2015年1月10日に新木場カーリニューアルで実施された。施工順は18編成目で、後期施工グループに当たる。この編成はデジタル無線対応工事が実施されていないため、2022年11月19日に東武線でデジタル無線への一時的な切り換えが行われて以降はアナログ無線による運行が実施された日も含めて東武線への直通運転が禁止されていたが、今回の廃車回送に関してはアナログ無線での運行が行われている日に自力走行で実施された。
この編成の廃車をもって、東西線・JR線で営業運転を実施したことのある8000系電車が消滅した。
今後の掲載予定
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