2021年11月2日、半蔵門線向け8000系電車の鷺沼第03編成(8103F)が、廃車・解体のため、所属している鷺沼検車区から渡瀬北留置線(東武鉄道資材管理センター北館林解体所)まで自力回送した。
今回廃車されたのは以下の10両
1号車 | CT1 | 8103 | 1981年3月11日新製(日車) |
2号車 | M1 | 8203 | 1981年3月11日新製(日車) |
3号車 | T3 | 8303 | 1981年3月11日新製(日車) |
4号車 | M1 | 8403 | 1981年3月11日新製(日車) |
5号車 | Mc2 | 8503 | 1981年9月3日新製(東急) |
6号車 | Tc1 | 8603 | 1994年8月2日新製(日車) |
7号車 | T2 | 8703 | 1994年8月2日新製(日車) |
8号車 | M1 | 8803 | 1981年9月3日新製(東急) |
9号車 | M2 | 8903 | 1981年3月11日新製(日車) |
10号車 | CT2 | 8003 | 1981年3月11日新製(日車) |
補足情報
半蔵門線向け8000系電車の廃車は、予定全19編成中3編成目。
今回廃車されたのは8103Fで、8000系で最初に製造された1次車グループに属する。当初は6両編成として落成したが、8両編成の比率を高めるため8106Fの中間車2両を営業運転開始前に組み込んで暫定的に8両編成化を実施、その後追加で製造された2両(1次車)を組み込んで正規の8両編成を組成した。後年実施された10両編成化にあたっては、1994年製(6次車)の8603号と8703号を組み込んでいる。なお、正規に10両編成化が実施される以前にも、他の編成向けに製造された車両を組み込んで暫定的に10両編成を組成していた時期があった。B修工事は前期施工グループにあたり、2006年1月16日に新木場カーリニューアルで施工された。この際、6号車と7号車は経年の浅い6次車であったため、施工内容は他の車両より簡略化されたものになっていた。
行先表示機はフルカラー表示に対応したものが搭載されていたが、2021年10月に3色表示式の8105Fと交換を実施していた。
今後の掲載予定
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